室屋義秀、涙のワケ…0.1秒を左右した2つの要素 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

室屋義秀、涙のワケ…0.1秒を左右した2つの要素

オピニオン ボイス

室屋義秀がレッドブル・エアレースで日本勢として初優勝
  • 室屋義秀がレッドブル・エアレースで日本勢として初優勝
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  • 室屋義秀がレッドブル・エアレースで日本勢として初優勝
  • 25年かけてやっと取れたタイトル…エアレース初優勝の室屋義秀
「空のF1」と呼ばれる世界最速のモータースポーツ、「レッドブル・エアレース千葉2016」が6月5日に千葉市・幕張海浜公園で開催。室屋義秀選手が日本人として初優勝した。

飛び続けて25年、地元日本で5万人の観衆の前で優勝した室屋選手。優勝が決定した瞬間から目は潤んでいた。涙の優勝から2日後の7日、室屋は改めてメディアの前で心情を吐露した。

---:25年かけてやっと獲れたタイトルです。レース後は目が潤んでいました。改めて今の気持ちを聞かせください。

室屋義秀選手(以下、敬称略):嬉しいとしか言いようがないですね。いろいろな支えがあってここにたどり着くことができた。ここでは代表として僕が話しているだけであって、チームみんなの成果です。

僕ひとりのものではない。それを共有できたのが嬉しかった。そういうのがバーッとこみ上げてきて、涙がしみ出たんです。死ぬ時ってこういう感じなのかな…と。走馬灯というか(笑)。



---:試合後に「今回は0.1秒差で勝負が決まったが、これはファンの声援で成し遂げたものではないかと思っている」と発言されていました。地元日本が会場ということもあり、かなりの応援があり力になった反面、同様にプレッシャーもあったと思いますが。

室屋:プレッシャーと感じるか、応援と感じるかだと思っていた。プレッシャーと感じればプレッシャーになるし、応援と感じれば応援になる。だから僕は、応援と思うことにしていました。もちろん、プレッシャーでもありましたけれど…。

ただ、やはり最後に0.1秒差といったギリギリのところを勝ち抜けたのは、応援の力があったからだと思っています。確かに母国開催は難しい面もあります。海外の方が楽な気もするような、そうでもないような…。ただ、気持ち的には楽かもしれません。

---:今回の勝負を勝ち切るための具体的な施策などはありましたか?

室屋:今回、タイヤのカバー、足の部分のベアリングを、軽飛行機の研究開発施設を設置する自動車部品会社のサードと共同開発しました。サードは福島に進出していて、本格的に飛行機事業に乗り出すことが決定している縁があった(室屋選手は福島出身)。

ただ、実際に部品が飛行機についたのはギリギリだった。塗装が終わったのは前日の夜でした。これで0.2~0.3秒稼げたので、この部品がなければ(0.1秒差だった)ファイナルは勝てなかった。



---:今後のレース展望は?

室屋:残り5戦あるから、この先も勝っていかなくてはいけない。プレッシャーも強くなるし、周りの機体も速くなっていく。一段レベルの上がる戦いにもなってくるので、この先も支えてもらいながら頑張りたい。

「年間表彰台を目指す」ことを目標に掲げているが、簡単なことではない。そこに向かっていきたい。残りのレースは全部獲るつもりです。直線型の方が機体に合っているとは思いますが。(次戦の)ブタペストはテクニカルだが去年とコースが一緒なので、悪くないと思います。

※ ※ ※

千葉大会2位のマルティン・ソンカ選手とのタイム差は、0.1秒だった。その0.1秒を分けたのは、「ファンの応援」という目には見えないモノと、サードの協力で生み出された改良部品という目に見えるモノ、2つの要素だった。

室屋選手はファンの応援がおよぼす力について、「世の中には科学では証明できないものがいっぱいある」と話していた。科学では証明できない何らかの力があるのだと固く信じているようだった。

室屋選手は改めて千葉戦を応援してくれたファンに感謝の思いを述べた。

#室屋義秀選手 #レッドブル・エアレース 千葉戦後

CYCLE-やわらかスポーツさん(@cycle_style_of_sports_and_tech)が投稿した動画 -


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《大日方航》

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