【澤田裕のさいくるくるりん】次なる愛車を求めて「スポーツバイクデモ」に | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【澤田裕のさいくるくるりん】次なる愛車を求めて「スポーツバイクデモ」に

オピニオン コラム
「スポーツバイクデモ」の会場には、45ブランド260台の試乗車が勢ぞろいした
  • 「スポーツバイクデモ」の会場には、45ブランド260台の試乗車が勢ぞろいした
  • 最初に試乗したスチールバイク。加速がスムーズで、脚力がアップした気に(?)
  • 次もなぜかスチールバイクとなり、所有するツーリングバイクと変わらぬ乗り味を確認
7月の事故以来、ロードバイクで外出できない状態が続いています。フレームの内部損傷が疑われ、全損扱いとなっているためです。早く新車を手に入れたいところですが、僕と相手との過失割合を巡る保険会社との交渉は長引いています。

それでもせめて次をどうするか検討しようと、埼玉県の彩湖・道満グリーンパークで催された最新モデルの試乗ができる自転車イベント「スポーツバイクデモ」に足を運びました。

最寄りとなる西浦和駅から徒歩で会場に向かうと、広い園内の一画がにぎわっている様子。そこを目指して歩みを進めます。試乗をするつもりでしたから、試乗受付用紙&アンケートに記入してリストバンドを受け取ります。これさえあれば、自転車は選び放題(?)というわけです。

■試乗で楽しむ最新モデル

ロングライド系に狙いを定め、各社のブースを巡ります。次もカーボンバイクにするつもりなのに、なぜか選ぶのはスチールバイクばかり。スチールにも軽いフレームが増えてきましたから、乗って気に入ればいいかもしれません。

で、さっそく試乗してみると加速がスムーズで、「スピードを上げていきたい!」との衝動に駆られます。もちろん狭いエリアを大勢で走っていますから無理は禁物。ただし残念なことにハンドルポジションが低く、ロングライドでは肩や首にストレスを感じそうです。


最初に試乗したスチールバイク。加速がスムーズで、脚力がアップした気に(?)

次に乗ったスチールバイクは、ハンドル高が簡単に変えられる昔ながらのスレッドタイプ。ハンドル幅も狭かったため、所有するツーリングバイクと同じ感覚で乗ることができました。また、この自転車はパーツを含め、すべてが国内ブランドというこだわり。ひとつぐらい海外ブランドが…と思って目を凝らしてみましたが、聞くとスポークもリムも国内ということで、これも見識といえましょう。

そして、ようやくたどり着いたカーボンバイク。前から気になっていたブランドも、用意されたフレームは残念ながらレース仕様。それでもと思って乗ってみると、意外にも前傾はきつくありません。ちょっと荒れたところを走ってもバイクが跳ねることはなく、衝撃をしなやかに受け止めてくれます。長い距離を走ったとき、その効果が発揮されそうです。

ただ、もっと長い距離を乗ってみないことにはわかりかねる部分もあります。聞くと取り扱いショップを経由してもらえば、試乗車の貸し出しにも対応するとのこと。機会があったら試してみたいものです。

■フラットマウントが登場するけど…

新車を検討する際に、悩ましく思っていることがひとつ。それはシマノが提唱するロード用ディスクブレーキの新しいマウント規格「フラットマウント」についてです。MTBほど絶対的な制動力を必要としないロードでは、現行の規格はオーバースペックといえます。

対して「フラットマウント」はキャリパーが大きくはみ出さず、見た目もシンプルという利点が。ところがこの規格に対応するモデルが本格的に登場するのは2017年モデルからとなり、あと半年は待たねばなりません。それまでは近場を走るときも、ツーリングバイクを引っ張りだすことになりそうです。

スポーツバイクデモそのものの印象やイベントの実行委員長からうかがった話については、次のコラムといたしましょう。
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