【澤田裕のさいくるくるりん】夜間走行に備え、モバイル充電池で給電する強力ライトを購入 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【澤田裕のさいくるくるりん】夜間走行に備え、モバイル充電池で給電する強力ライトを購入

オピニオン コラム
夜間走行に備え、モバイル充電池で給電する強力ライトを購入
  • 夜間走行に備え、モバイル充電池で給電する強力ライトを購入
  • ハンドルバーに取り付けたナノショット(左)と今回購入したライト(右)。点灯した状態で前から見ると、右のほうが明るく感じられますが…
  • 実際に路面を照らした状態で比較。左上が今回購入したライト(ハイ)、左下が同(ロー)、右上がナノショット(ハイ)、右下が同(ロー)で、配光、そして色味の違いがよくわかる
  • ナノショットの残量警告インジケータ。これが点灯するといつ電池が切れるかとヒヤヒヤする
  • 今回購入したライト+付属品(Oリング×2)とモバイル充電池。点灯する際はライト本体のスイッチのほか、充電池のスイッチも押さなくてはならない
  • ライトをハンドルバーに装着し、充電池はトップチューブバッグに収納。ロードバイクの外観が、大きく崩れることはない
  • トップチューブバッグに充電池とUSBケーブルを収めると、残るスペースはごくわずか
暑く日差しも強い日中を避け、夜間に楽しむサイクリングはナイトライドと呼ばれます。僕自身は強度の近視ということで夜に出かけようとは思わないのですが、それでも仕事帰りなど必要に迫られて走ることがあります。

東京~直江津のタイムトライアルでは2009年も、そしてこのコラム(2014年9月18日公開)で取り上げた2014年も妙高高原に上る途中で日が暮れ、特に09年はライトが貧弱だったこともあり、直江津までの下りで怖い思いをしました。14年はその反省からキャットアイのUSB充電式ハイパワーライト「ナノショット」を取り付けて万全の態勢で臨むことに。写真に示したとおり十分な明るさで不安は解消しましたが、途中で残量を警告するインジケーターが表示され、ゴールまで電池が保つかとヒヤヒヤしました。

このようにこのモデルは、点灯時間の短さが難点。カタログスペック上も1.5時間(ハイ)と3時間(ロー)ということで、通勤や通学なら問題はないもののブルベやロングライドにはちょっと物足りません。


ナノショットの残量警告インジケータ。これが点灯するといつ電池が切れるかとヒヤヒヤする

GPSのように外部電源から給電したまま点灯できればいいのですが、ナノショットを含めUSB充電式ライトのほとんどは不可。だったらいっそのこと、「外部電源のみで使用する自転車用ライトがあれば…」と思って調べたところ、見つかったのが今回紹介するライトです。見た目はちょっと怪しい感じで、「ちゃんと点灯するのか…」との不安がよぎりつつも、1000円に満たない価格ゆえ、人柱覚悟でAmazonの注文ボタンをクリックしました。

翌日届いた製品をハンドルバーに装着。付属するOリングをフックに引っ掛けるだけときわめて簡単です。そしてライトからのびるUSBケーブルをモバイル充電池に接続。タブレットPCを充電するため購入した充電池の容量は7800mAhということで、これはキャットアイの旗艦モデルとなるボルト1200をも凌駕します。これをトップチューブバッグに収納してセッティングは完了。ちなみにカタログ上は2A出力の充電池を必要としていますが、0.9Aのものでも点灯しました。


実際に路面を照らした状態で比較。左上が今回購入したライト(ハイ)、左下が同(ロー)、右上がナノショット(ハイ)、右下が同(ロー)で、配光、そして色味の違いがよくわかる

日が暮れるのを待って、さっそくテスト走行に出かけました。ナノショットの明るさが370ルーメン(カタログ値から換算)、購入したライトが1200ルーメン(カタログ値)ということで3倍近い差があるはずですが、写真でおわかりのようにそれほどの違いはありません。そして配光にムラのないナノショットに対し、後者は光が一点に集中。

それでも街灯もあったせいか、実際の走行において気になるほどではありませんでした。対向する車両がまぶしく感じないかという点も、光の向きを気をつければ問題ないでしょう。また、両者を同時に点灯すると路面がとても明るく照らされるせいか、追い越す車両が十分な間隔を空けていたような気もします。

気になるのは点灯時間ですが、これはもう少し長い距離を走るときに確認してみましょう。
《》

編集部おすすめの記事

page top