【澤田裕のさいくるくるりん】旅の足跡は、薄れる記憶ではなく残る記録に保存 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【澤田裕のさいくるくるりん】旅の足跡は、薄れる記憶ではなく残る記録に保存

オピニオン コラム
東海岸に面した港町、カイコウラではオットセイに遭遇。こわごわ近づいている25年前の僕
  • 東海岸に面した港町、カイコウラではオットセイに遭遇。こわごわ近づいている25年前の僕
  • テントなどキャンプ道具はニュージーランドで調達。その無計画ぶりにはあきれるばかり
  • クイーンズタウンのユースホステルにて。マウントクックからここまでは、バスを利用したことが日記から判明
  • 石川県に到達した西尾さん。天候にも恵まれ、順調に旅を続けている様子がリアルタイムで伝わる
  • モバイルPCも持参する西尾さんは、リヤキャリヤにソーラーバッテリーを広げて機器を充電する
日本一周中の定年オヤジ、西尾英明さん(*)はモバイルPCを持参し、日々の様子をブログ「定年オヤジの人生下り坂自転車日記」に綴っています。これが日記代わりはもちろん安否を気遣う家族や友人への報告になり、さらに習慣へと堕しがちな旅の刺激ともなっているようです。

先日はクラブのミーティングにもLINEで参加。ビデオ通話機能を活用して仲間に励ましてもらった西尾さんです。

(*)前回のコラムで紹介した、僕が所属するクラブのメンバー

■ニュージーランド旅行の日記をパソコン通信に公開

僕も四半世紀前にニュージーランドを半周したとき、持参した携帯ワープロで日記をつけていました。インターネットなどない時代でしたから、リアルタイムでの公開こそできませんでしたが、1週間分の日記をフロッピーディスクに保存して日本に住む知人あてに郵送。彼の手を借りてパソコン通信(PC-VAN)に公開してもらいました。今思えばずいぶん手間のかかることをやったものです。毎日の日記をつける(ワープロで入力する)のは、主にユースホステルの談話室でのこと。海外の人にとっては画面に漢字や仮名が表示されるのが珍しく、どういうしくみになっているのかなどと話しかけられたことを思い出します。


クイーンズタウンのユースホステルにて

そのPC-VANは十数年前にサービスを終了。今や当時の書き込みにアクセスする術はありませんが、ディスクに保存してあったファイルを探し出し、久々に読み返してみました。およそ2カ月の旅は北島のオークランドが起点。一路南下して首都ウェリントンからフェリーで南島に渡り、クライストチャーチを経てクイーンズタウンで折り返し、西海岸沿いを進んでクライストチャーチに戻るというものでした。

【旅の足跡は、薄れる記憶ではなく残る記録に保存 続く】
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