【澤田裕のさいくるくるりん】定年オヤジの星(?)、西尾英明さんが挑む日本一周 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【澤田裕のさいくるくるりん】定年オヤジの星(?)、西尾英明さんが挑む日本一周

オピニオン コラム
自宅を発って13日で、本州最南端の潮岬に到達。最南端を訪ねるのは、西尾英明さんが日本一周で掲げた目標の1つ
  • 自宅を発って13日で、本州最南端の潮岬に到達。最南端を訪ねるのは、西尾英明さんが日本一周で掲げた目標の1つ
  • 3月2日、日本一周に向け自宅から走り始めた西尾さん。フロントバッグとパニアバッグ、それにテント類を加えた荷物の総重量は19.3kgとなった
  • 55日目となる4月25日には、日本本土最南端の佐多岬に到達
  • 旅行経費を抑えるため、食事はインスタントラーメンで済ませることもある。しかし自転車旅行の最中は、それすらも楽しい
  • テント泊での宿泊は10日間ほど。若い時分に山登りをたしなんでいた西尾さんだから、多少の不便は苦にならない
  • 相部屋となるユースホステルやゲストハウスを積極的に活用。ユースホステルは高齢者が、ゲストハウスは外国人が多いとのこと
  • 訪れた土地の名産品を、ぜいたくにならない程度に味わう。これは香川県善通寺市内で食べたうどん
日本一周といえばサイクリストの多くが夢見るものの、いざ実行となると時間もお金もないからと二の足を踏む人が大半。できるのは体力や知識に恵まれた特別な人というイメージもあるかもしれません。そこで日本一周に挑んでいる知り合いに話を聞き、実像に迫ってみました。

■会社を63歳でやめて日本一周へ

知り合いというのは、僕が所属するクラブのメンバーである西尾英明さん。長年勤めた会社を「体力があるうちに」ということで63歳でやめ、都内の自宅から日本一周に旅立ったのは今年3月のことです。これまで東海地方を経て紀伊半島、関西、そして中国地方を抜けて四国に渡り、九州をグルッと回って今は山陰と、時計回りに海外線メインのルートをたどっています。7月末までには走り終えるとのことで、ちょうど半分を過ぎたところです。


3月2日、日本一周に向け自宅から走り始めた西尾さん

旅の相棒となる自転車は、伝統的なツーリング車。キャリヤを後付けし、そこにパニアバッグを取り付けています。テント類を加えた荷物の重さは19.3kgで、自転車まで含めれば30kgを超えるでしょう。すべて宿に泊まると割り切れば荷物はグッと減りますが、テントがあれば宿が見つからない、あるいは宿までたどり着けないというときの保険代わりとなります。

【定年オヤジの星(?)、西尾英明さんが挑む日本一周 続く】
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