カンチェラーラが引退について語る「僕の歴史書はほぼ終わりかけている」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

カンチェラーラが引退について語る「僕の歴史書はほぼ終わりかけている」

スポーツ 短信
ファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)
  • ファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)
  • ファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)
スイスのトップ選手、ファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)は以前より2016年末で引退する可能性があると語っていた。チームの公式サイトを通じ、2015年シーズンに向けての意気込み、そしてキャリアの最終章についての考えを明かした。

現在ツアー・オブ・カタール、ツアー・オブ・オマーンと中東のレースに参戦しているカンチェラーラ。これまでタイムトライアル世界選手権4勝、ツール・ド・フランス通算ステージ8勝、さらにツール・デ・フランドルやパリ~ルーベなどクラシックレースでも活躍し、輝かしい実績を残してきた。

さらなる勝利を追い求める原動力について、現在33歳のカンチェラーラは新たな歴史を作り上げることだと語っている。

「僕はツール・デ・フランドルとパリ~ルーベを3回ずつ勝った。冗談ではなく、もしもう1勝しても、または勝てなくても、周りから違うようには見られないだろう。僕の人生におけるキャリアは、劇的には変わらないだろうね」

「僕はキャリアの中で多くのことを達成してきたし、それには感謝している。でも、僕は歴史を刻みたいんだ。若者はまだ自分の歴史書の第1章を書いているところだ。僕の歴史書はほぼ終わりかけている。歴史を刻むというこのプレッシャーが、僕の個人的なプレッシャーであり、モチベーションなんだ」

さら引退についてはそう遠くない時期ではあるが、現時点では深く考えていないとも語っている。

「自分の情熱を追い求めるのに、10年は残っていないのは気づいている。僕にとって一番大切なのは、今やっていることを楽しむことだ。僕は最高のレベルでやめたいと本当に思っている。まだここにいるし、まだやる気はある。今の段階でそれ以上のことは考えていない。毎年偉大なことを達成できると自分で信じるのは、とてもすごいことだよ」
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