
トレード期限を7月31日(日本時間8月1日)に控え、米メディアは各球団の動向を報道。ナ・リーグ西地区で首位を走るドジャースに関しては、打率1割台にあえぐマイケル・コンフォート外野手の代役として左翼手の獲得を予想し、ターゲットとなる選手名を挙げた。
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■先発投手陣の補強が最優先か
米メディア『ヤフー・スポーツ』は1日(同2日)、「MLBトレード期限:ドジャース、カブス、メッツなど有力チームの補強ニーズと各チームにフィットする可能性のある選手たち」と題して記事を公開した。
ドジャースに関しては「ラインナップに大きな弱点はないが、今シーズンは左翼の生産性に苦しんでいる」と指摘。その上で「トレード期限を迎えるにあたって、先発投手の補強がドジャースの最優先事項になる。しかし、(左翼を守る)コンフォートの代わりとなる外野手、あるいはテオスカー・ヘルナンデス外野手を再び左翼に戻すことができるような選手の獲得もターゲットになる」と記した。
そして、有力候補としてブライアン・レイノルズ(パイレーツ)、セドリック・マリンズ(オリオールズ)、ルルデス・グリエルJr.(ダイヤモンドバックス)、ウィリー・カストロ(ツインズ)の名前を挙げた。
■ブライアン・レイノルズに注目
その中でも『Athlon Sports』や『The Sporting News』など多くの米メディアが、一致して注目したのがレイノルズ。これまで2度のオールスターゲーム選出経験を持つ30歳は、直近4シーズンで毎年24~27本塁打を放つなどコンスタントに成績を残している。今シーズンは1日(同2日)終了時点で打率.240、10本塁打、45打点、出塁率.305、長打率.397とやや低調だが、左翼と右翼を守れる安定した選手という評価を受けている。
また、『The Athletic』によると「パイレーツはレイノルズの見返りとして、若い打者を求めている」という。
今季からドジャースに加入したコンフォートは1日(同2日)終了時点で、打率.175、6本塁打、19打点、出塁率.299、長打率.301と低迷。左翼のテコ入れは早くからささやかれていた。
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