女子単優勝争いのカギ握る日中対決 “絶対女王”孫穎莎ら本命も初出場の16歳張本美和や好調の伊藤美誠もメダル候補か【世界卓球2025】 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

女子単優勝争いのカギ握る日中対決 “絶対女王”孫穎莎ら本命も初出場の16歳張本美和や好調の伊藤美誠もメダル候補か【世界卓球2025】

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女子単優勝争いのカギ握る日中対決 “絶対女王”孫穎莎ら本命も初出場の16歳張本美和や好調の伊藤美誠もメダル候補か【世界卓球2025】
  • 女子単優勝争いのカギ握る日中対決 “絶対女王”孫穎莎ら本命も初出場の16歳張本美和や好調の伊藤美誠もメダル候補か【世界卓球2025】

5月17日からカタール・ドーハで「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦)」が行われる。2年ぶりの個人戦となる今大会での日本選手の活躍には期待が高まっている。

なかでも注目されるのが女子シングルスの優勝争い。上位シードを占めた中国勢に充実の陣容を誇る日本が対抗できるかがメダル獲得の行方を左右する。

◆【まとめ】2025 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦) 5/17-25開催 出場選手・世界ランキング・関連ニュース・配信情報

■卓球女子をけん引する2選手

今大会では第1シードから第4シードに中国選手が入ったなか、優勝候補筆頭は世界ランキング1位の孫穎莎(中国)で、前回のダーバン大会を制した24歳は小柄ながらパワーと精神力の強さを併せ持つ。現在の女子卓球界をリードする存在で、今回も金メダルの有力候補に挙がってくる。

そんな世界女王は同じ山に世界ランキング10位の申裕斌(韓国)がおり、両者が順当に勝ち上がれば4回戦で対戦が実現する。また、準々決勝では大藤沙月(ミキハウス)、平野美宇(木下グループ)が相手になる可能性があり、日本勢が世界女王への挑戦権を手にすれば、注目の戦いとなる。

また、第2シードの王曼昱(中国)も2021年のヒューストン大会の金メダリストであり、孫穎莎と並ぶ候補のひとり。176センチの長身を生かした鉄壁の守備や、サービス、レシーブなど細かい技術にも長けており、中国選手のなかでも穴の少ない選手である。

■前回は早田が準々決勝で“中国超え”

今回の上位争いに割って入る可能性があるのが第5シードの張本美和(木下グループ)で、王曼昱とは準々決勝で戦う可能性がある。4月の「ITTF男女ワールドカップ」ではフルゲームで敗れるなど拮抗した戦いを続けており、今や日本女子の中心選手に成長を遂げた16歳にかかる期待は大きい。

さらに、今回の注目が第8シードの伊藤美誠(スターツ)で、東京五輪での混合ダブルス金を筆頭に輝かしい実績を持つ24歳だが、世界卓球の個人戦シングルスにおいてはベスト8が最高となっている。

伊藤美誠(C)ITTF

そんな伊藤だが、準々決勝で対戦の可能性がある王芸迪(中国)は前回の準々決勝で早田ひな(日本生命)が勝利を収め、2024年に釜山で行われた団体戦の決勝では平野がストレートで下すなど、近年は日本選手が勝利するケースも少なくない。直近のW杯で日本唯一の銅メダルに輝いた伊藤がその勢いのまま大会に入れれば、個人戦シングルスでのメダルの可能性も出てくるだろう。

今回の日本は世界トップ10に張本美、早田、大藤、伊藤が名を連ね、平野は2017年大会のシングルスメダル獲得者と質、量揃った充実の陣容。孫穎莎、王曼昱といった中国選手に対抗し、優勝争いに絡む選手が現れるかは注目となる。

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