
卓球の「WTTチャンピオンズ重慶2025」は15日、女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング5位の早田ひな(日本生命)は同3位の王芸迪(中国)と対戦。ゲームカウント1-3で敗れ、準決勝進出を逃した。
日本女子のエースを下した王芸迪に対して、中国メディアが3つの要因を挙げている。
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■孫穎莎は大藤に勝利で4強入り
ベスト4をかけて激突した重慶の戦いでは、先に王芸迪が流れを掴む。11-6で第1ゲームをものにすると、第2ゲームこそ早田のバックハンドによる強打やサービスの前に7-11で失ったが、勝負の第3ゲームを奪取した世界3位が第4ゲームはデュースを取り切って日本のエースを退けた。
この勝利を中国メディア『捜狐』は「なぜ彼女はヒナ・ハヤタを倒せたのか?」と見出しをつけて紹介。3つの勝因があったと伝えており、1つ目に「精神面の充実による技術と戦術の向上」を挙げている。
そして2つ目に挙がったのがこの日大藤沙月(ミキハウス)を下した世界女王の存在。世界ランキング1位で早田に16戦全勝の戦績を誇る孫穎莎が助言したとされ、ともに練習をすることで「王芸迪がハヤタの欠点をより把握できるようにアドバイスを与えた」と記事内では触れられている。
なお、3つ目には王芸迪の集中力が要因として挙げられており、「追いかけられている時も非常に高い集中力を保っていた」と記されている。メンタル面の充実と心強い世界女王の存在が日本のエース撃破を引き寄せたようだ。
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