日本卓球協会は12日、来年1月22日から28日まで東京体育館で開催される「2024年全日本卓球選手権大会」のスーパーシード選手の組み合わせを発表した。
◆平野美宇と伊藤美誠の差は「34.5」全日本選手権で最終決戦 選考ポイント獲得ランキング 女子最新上位8人
■選考レースの最終大会
全日本選手権は来年開催されるパリ五輪選考対象の最終大会ということもあり注目を集める。同大会では優勝者に120ポイント、準優勝者に100ポイント、ベスト4進出者に80ポイントがそれぞれ与えられる。
パリ五輪選考レースでは上位2名にシングルスの出場枠が与えられるが、男子は首位の張本智和、2位の戸上隼輔、女子は首位の早田ひなの五輪行きが確定的。シングルスでは2位の平野美宇と3位の伊藤美誠による戦いが第6回の選考会に続いて注目を集める。
発表されたシードの組み合わせでは平野は準決勝まで勝ち進めば早田と対戦する可能性が。一方の伊藤も準決勝まで行けば第6回選考会優勝者の張本美和、木原美悠などの実力者と対戦の可能性があり、両者が直接対決するのは決勝へ勝ち進んだ場合となる。
486点の平野と451.5点の伊藤の差は「34.5」。このまま全日本選手権を迎えた場合、伊藤が平野を逆転し、シングルス出場枠をつかみ取るには40点以上差を離すことが必要となる。
首位を走る早田、2位につける平野、3位の伊藤という“黄金世代”3人による選考レースが続いてきたパリ五輪をかけた戦い。来年1月の最終決戦でどのような展開が待ち受けてるのか。
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（Y.Imoto／SPREAD編集部）
