【MLB】ドジャースが大谷翔平の争奪戦から撤退する可能性 “マネーゲーム”が過熱した場合、「入札控える」と米地元紙 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】ドジャースが大谷翔平の争奪戦から撤退する可能性 “マネーゲーム”が過熱した場合、「入札控える」と米地元紙

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【MLB】ドジャースが大谷翔平の争奪戦から撤退する可能性 “マネーゲーム”が過熱した場合、「入札控える」と米地元紙
  • 【MLB】ドジャースが大谷翔平の争奪戦から撤退する可能性 “マネーゲーム”が過熱した場合、「入札控える」と米地元紙

ワールドシリーズ(WS)終了後にスタートするフリーエージェント(FA)戦線。もちろん、最大の注目はロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平の動向であり、移籍先本命としてはロサンゼルス・ドジャースの名前が挙がっている。

地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は10月30日(日本時間31日)、オフの補強プランを予想する記事の中で「チームにとってオオタニ獲得が最優先事項」と指摘した。

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■二刀流獲得は「チームの最優先事項」

WSが終了し、世界一が決定するとFA市場がスタートする。今冬の話題は大谷一色となりそうで、米メディアも連日のように関連情報を伝えている。

現在のところ、誰もが認める新天地の本命はドジャースとなっている。大谷が好むとされる西海岸にあり、最近11年間で10度の地区優勝を果たしている強豪。「勝てるチームでプレーしたい」と公言している大谷の希望を叶えることができ、なおかつ資金力もある。

今回、地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は「オフの焦点。オオタニの争奪戦、投手陣の必要性、他に追うべきストーリー」と題した記事の中で、「ドジャースにとっての最優先事項はオオタニ獲得である。球団は彼との契約について、慎重でありつつも楽観視している。競合相手に負けない条件を提示できるはず」と紹介。その上で「ドジャースはWSに出場した実績があるし、パフォーマンス向上のためのインフラも整っている。リハビリにより、負傷した投手を復帰までサポートした経験もある」とし、大谷サイドに対して力強いアピールができると主張した。

もちろん、懸念材料も指摘。「(新天地を選ぶにあたって)オオタニがどの要素をもっとも重視しているのか、誰にも分からない。新契約の年俸かもしれない」と訴え、「もしオオタニが単純に一番大きなオファーを選ぶ場合、ライバル球団はドジャースの入札額を上回る提示をするかもしれない。彼らが過去最高の契約を結ぶ意欲を見せたら、リスクを避ける傾向にあるドジャースは入札を控えるかもしれない」とし、状況次第では争奪戦から撤退する可能性にも言及した。

■J.D.マルティネスへ再契約オファーも

また、同紙は今季ドジャースのDHを務めてきたJ.D.マルティネスの存在にも言及。大谷を獲得できればDH枠は埋まり、チームとしては今オフにFAとなるマルティネスに再契約のオファーを出す必要はなくなる。しかし、打率.271、33本塁打、103打点をマークした大砲は、本来であれば引き留めたい選手。大谷を獲得できない場合は再契約を申し出て、獲得できる場合はオファーを出さないというプランが通用するかどうか。大谷の決断をマルティネスが待つわけもなく、良いオファーが舞い込めばチームを去るかもしれない。

ドジャースとしては大谷を獲れず、マルティネスの流出も許すという事態だけは避けたいところ。大谷サイドの感触が鈍ければ、早々に撤退してマルティネスに再契約のオファーを出すというシナリオも否定できず、同紙は「オオタニと契約しようがしまいが、ドジャースの他の仕事に影響が出ない程度に交渉は迅速に展開するだろう」とした。

そもそも大谷がエンゼルスと契約したこと自体、当時としては予想外の選択だった。今回も本命撤退、ダークホース浮上という意外な結果が生まれるかもしれない。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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