元ボストン・レッドソックスのレジェンド、ペドロ・マルティネス氏は米スポーツ誌『スポーツ・イラストレイテッド』の取材に応じた。取材のなかで、今季オフにフリーエージェント（FA）となる予定の大谷翔平（ロサンゼルス・エンゼルス）の“新天地”についても言及。「彼（オオタニ）はボストンでプレーすることになると思う」、「ぜひ彼を迎えたい」と熱視線を送った。
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■「野球界最高のスラッガーと真のエース」誕生か
マルティネス氏は「彼を獲得するのに余裕があるチームは数少ないだろう。オオタニが着地する場所は、私が思いつくなかで、ボストンがナンバーワンだと言わざるを得ない」と断言。「ロサンゼルス・ドジャースも彼に適していると思う。ユウ・ダルビッシュ（ダルビッシュ有）の在籍するサンディエゴ・パドレス、コウダイ・センガ（千賀滉大）のいるニューヨーク・メッツにも、野球界でもっともユニークなスターの一人と契約する資金と動機があり、それがオオタニのFAを巡る大豊作を生み出すだろう」と語ったものの、大本命には自身の“古巣”を推した。
この発言を受けて米スポーツメディア『FanNation』のライター、パトリック・マカヴォイ氏は「このスーパースター（オオタニ）が再びボストンと結びつくのを見るのは嬉しいことだ。彼はすぐにチームがポストシーズンに向けて新たな一歩を踏み出すのに貢献するだろう」と大谷はレッドソックス再建の即戦力になると予想。さらに、今季オフに指名打者のジャスティン・ターナーをFAで失う可能性が高いことに触れ、「オオタニがその役割（DH）を果たせば、球団に野球界最高のスラッガーの一人が誕生する可能性がある。オオタニが2024年末か2025年シーズン初めにマウンドに戻ってきたら、ボストンに必要な真のエースを与えることになるだろう」と投打にわたる活躍に期待した。
レッドソックスはメジャー屈指の巨額投資を行いワールドシリーズ制覇の常連として知られてきたが、ここ数年は結果を残せていない。直近2シーズンはそれぞれ78勝しか挙げておらず、大幅な改革を求められている。果たして球団は大谷を打撃の即戦力として、2025年のマウンド復帰も念頭に先発ローテ－ションの課題解決に向けて二刀流獲得に乗り出すか。
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（A.Kudo／SPREAD編集部）
