【MLB】“劇場型”はエンゼルスの宿命か 大谷翔平、明日から過酷な17連戦に突入  | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】“劇場型”はエンゼルスの宿命か 大谷翔平、明日から過酷な17連戦に突入 

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【MLB】“劇場型”はエンゼルスの宿命か 大谷翔平、明日から過酷な17連戦に突入 
  • 【MLB】“劇場型”はエンゼルスの宿命か 大谷翔平、明日から過酷な17連戦に突入 

大谷翔平所属のロサンゼルス・エンゼルスは、開幕から12試合で7勝5敗。ア・リーグ西地区で、テキサス・レンジャーズと並ぶ首位タイにつけている。そして、14日(日本時間15日)のボストン・レッドソックス戦を皮切りに、過酷な17連戦に突入。昨季は序盤の好調が続かず、ジョー・マドン元監督解任に至る大失速でプレーオフ争いから脱落しており、二の舞は何としても避けたいところだ。

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■今季も課題の投手陣、打撃では捕手の“逸材”が躍動

打線の中心は、やはりマイク・トラウト。ここまで打率.262/本塁打3/打点9/OPS.960。故障さえなければ、119試合の出場にとどまった昨季以上の数字が期待できる。そして、トラウトの”そっくりさん”としても話題の新戦力ハンター・レンフローも、3本塁打9打点をマーク。

さらには、昨季トレード期限前にフィラデルフィア・フィリーズから移籍した若手捕手ローガン・オホッピーも、チームトップの4本塁打11打点とブレークの予感を漂わせている。故障で出遅れた、マックス・スタッシーのポジションを完全に奪いそうな勢いだ。強打のユーティリティー、ブランドン・ドルーリーが調子を上げれば得点力は申し分ないだろう。

一方で、今後の課題も浮き彫りになっている。大谷翔平、パトリック・サンドバルに次ぐローテーションとして、ロサンゼルス・ドジャースから15勝左腕タイラー・アンダーソンを獲得。先発陣は堅実に整備されたが、アーロン・ループライアン・テペラら、昨季失速の”戦犯”となったリリーフ陣が相変わらず悩みの種と言っていい。

エンゼルスが本拠地とするエンゼル・スタジアムは、MLBでも有数の「本塁打が出やすい」球場という点は抑えておきたい。MLB公式「Baseball Savant」によると、昨季のエンゼル・スタジアムは、本塁打の出やすさに限っては、MLB全30球場でも上から3番目に位置している。優秀な投手を起用しても、土壇場で試合がひっくり返るケースは、今後も想定しておいたほうがよさそうだ。

投打でチームを支える大谷翔平は、ここまで打率.300/本塁打3/打点8/OPS.979。投げては2勝0敗、防御率0.47と過去最高のスタートを切っている。WBCで激闘を潜り抜け、一段と逞しさを増した二刀流の活躍には目を見張るばかりだが、チーム成績次第ではシーズン途中でのトレードも十分にあり得る。エンゼルスは相思相愛で入団した稀代のスーパースターを手放さないためにも、今季最長となる17連戦を首尾よく切り抜けなければならない。

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