【MLB】ダルビッシュ有、秘打「G線上のアリア」に崩れ今季初黒星も「本来の姿に戻った」と指揮官は太鼓判  | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】ダルビッシュ有、秘打「G線上のアリア」に崩れ今季初黒星も「本来の姿に戻った」と指揮官は太鼓判 

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【MLB】ダルビッシュ有、秘打「G線上のアリア」に崩れ今季初黒星も「本来の姿に戻った」と指揮官は太鼓判 
  • 【MLB】ダルビッシュ有、秘打「G線上のアリア」に崩れ今季初黒星も「本来の姿に戻った」と指揮官は太鼓判 

サンディエゴ・パドレスダルビッシュ有が10日(日本時間11日)、敵地でのニューヨーク・メッツ戦に先発登板し、6回1/3を6安打5失点と粘投。チームはメジャー屈指の豪腕マックス・シャーザーの前に沈黙し、0-5で敗れた。ダルビッシュが敗戦投手となり、今季初黒星となった。MLB公式サイトなど米複数メディアが試合の様子を伝えている。

◆【実際の映像】秘打「G線上のアリア」をなすすべもなく見送るダルビッシュ有とパドレス内野陣

■アンラッキーな安打が重なり降板

両軍無得点で迎えた3回。ダルビッシュは2死一、二塁のピンチを招くと、3番ジェフ・マクニールに適時二塁打を浴びて2点を先制された。ただ、その後は崩れることなく、4、5、6回は1四球を与えたのみで、無失点で切り抜けた。

不運に見舞われたのは7回。先頭に二塁打を許すと、続く7番ルイス・ギローメは三塁線にバント。ボールは切れそうで切れないまま、ラインと芝の間を転がり続けフェア、内野安打となった。地元のSKYネットワークもこれには「どうやって?」と驚きをSNSに投稿。これは水島新司の『ドカベン』でも見られた殿馬の秘打「G線上のアリア」と思わせる打球。一本の内野安打が、ここまでSNSを賑わすのも珍しい。

ダルビッシュはこの場面一、三塁から左犠飛で3点目を失うと、続く9番トーマス・ニドが打ったボテボテのゴロもギローメと同じようなラインを辿り、またも三塁ライン上で止まった。捕球を見送ったギリギリの打球が1イニングに2度もフェアとなるという「秘打」を見舞われ、ダルビッシュは一、二塁に走者を残したまま降板した。

試合は、シャーザーらメッツ投手陣の前にパドレス打線が沈黙。わずか2安打で完封負けを喫し、連勝も3で止まった。ダルビッシュも6回1/3を6安打5失点と粘ったが、今季初黒星が付いた。

■相手主軸「彼は最高の投手」と称賛

敗戦投手となったが、「変化球も真っ直ぐも全体的に良かった」と手ごたえを感じた様子。7回を任されたことについても「今年はまだ6イニングまで投げていなかった。今日はそこを越えて7回も行けた。シーズンを通して、これくらい行かないといけないと自分の体に言い聞かせることができた」と話し、スタミナにも納得顔だった。

ボブ・メルビン監督も「前回登板より良かった。ボールにキレがあった。彼は、我々が通常見ている本来の姿に戻ったと思う」とコメントし、完全復活に太鼓判を押した。また、ダルビッシュから適時打を放ったマクニールも「彼はかなりいい投球をした。彼は最高の投手のひとり。彼はボールをうまく回転させ、私たちのバランスを崩す」と振り返った。

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)参戦のため、従来と異なる調整方法でシーズンインしたが、ここに来てコンディションも向上。ダルビッシュらしい投球が戻ってきた。

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文●SPREAD編集部

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《SPREAD》
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