「MLBに所属していない投手で世界最高」パーフェクト途切れても佐々木朗希への高評価は変わらず 米メディア指摘 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「MLBに所属していない投手で世界最高」パーフェクト途切れても佐々木朗希への高評価は変わらず 米メディア指摘

スポーツ 短信
「MLBに所属していない投手で世界最高」パーフェクト途切れても佐々木朗希への高評価は変わらず 米メディア指摘
  • 「MLBに所属していない投手で世界最高」パーフェクト途切れても佐々木朗希への高評価は変わらず 米メディア指摘

24日のオリックス戦(京セラドーム)に先発したロッテ・佐々木朗希。17イニング連続パーフェクトを継続する中で迎えた登板だったが、初回先頭打者に右前打され、記録は途絶えた。

直近2試合で見せた打者を圧倒する投球は鳴りを潜めたものの、5回6安打2失点で開幕3連勝を飾った。米メディアも球史に残る快投を続けた「令和の怪物」に注目し、大きく伝えた。

◆ロッテ・佐々木朗希「僕は分からない」白井球審から詰め寄られ、困惑

■ピッチングニンジャも5傑に選出

10日のオリックス戦で完全試合を達成し、続く17日の日本ハム戦でも8回まで完全投球を披露した佐々木朗。疲労蓄積などを考慮されて降板したため、2試合連続完全試合という大偉業こそならなかったが、17イニング連続パーフェクトは継続。この記録がどこまで伸びるか注目が集まる中、初回の先頭・福田周平に初球ストレートを痛打され、あっさり途切れた。

その後も毎回走者を背負う苦しい投球が続き、5回にはついに23イニングぶりとなる失点を喫した。結局5回2失点で降板。90球で5四死球と制球も不安定だった。苦戦した理由の一つに挙げられるのが、球場の変化。直近2試合は本拠地での登板だったが、今回は今季初となるドーム球場での登板。その違いに本人も戸惑ったようで「マウンドの傾斜が変わったり、風がなかったり……。対応が難しかった」と振り返っていた。

今回の佐々木朗の投球について、米メディアも相次いで報道。CBS Sportsは「日本の天才、ロウキ・ササキの17イニング連続パーフェクトが初回に途絶える」との見出しで、歴史的な快投がひとまず終息したことを伝えた。その上で「100マイル(約161キロ)を超える速球と破壊的なスプリッターを武器とするササキは、間違いなくMLBチームに所属していない投手の中で世界最高である」とした。また、データも紹介しており「ササキの速球は平均99.5マイル(約160キロ)を超え、縦方向19.8インチ(約50センチ)と水平方向15.4インチ(約39センチ)の変化量が特徴となっており、この組み合わせはエリートクラスで、他に類を見ない」とした。

ESPNも「日本のスター、ロウキ・ササキの17イニング連続パーフェクトは終止符」と記し、「高校時代からメジャー球団はササキに注目しているものの、海外FA選手獲得ルールなどにより近々海を渡る可能性は低い」という実情も記した。

そのほか、“ピッチングニンジャ”の愛称で知られるロブ・フリードマン氏は「ロウキ・ササキの102マイル(約164キロ)の速球」とつづり、映像とともに投稿。さらに、「打者が最も逃げ出したくなる投手」をピックアップし、アレック・マノア(トロント・ブルージェイズ)、マット・ブラッシュ(シアトル・マリナーズ)、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、ギャレット・ウィットロック(ボストン・レッドソックス)らととも「ロウキ・ササキ」の名前も加えた。

日米を沸かせた佐々木フィーバー。記録は途絶えたが、今後も注目の的であることは間違いない。

◆ロッテ・佐々木朗希にMLB30球団舌なめずり 早期メジャーなら250億円級のお宝 “大バーゲンセール”

◆佐々木朗希を支える吉井理人など 元近鉄戦士たちが重宝される理由

◆“The Monster of the Reiwa”佐々木朗希の完全試合を米メディアも特集「唯一無二の歴史的パフォーマンス」

文・SPREAD編集部

《SPREAD》
page top