サッカーの中国スーパーリーグが開幕し、第1節の試合が行われた。今節では元アルゼンチン代表FWカルロス・テベス（上海申花）がデビューし、さっそく1ゴール2アシストで勝利に貢献している。
すでにAFCチャンピオンズリーグ（ACL)ではプレーしていたが、中国スーパーリーグではこれが初めての試合になる。前半17分にFKで先制点をアシストすると、同36分にはPKでリーグ初ゴール、後半41分には左サイドからのクロスを頭で逸して得点をアシストした。
テベスは新たなリーグの開幕を最高の形で飾ることができた。
●「世界最高額ではない」がそれに近い年俸？
2015年夏にイタリアのユベントスを退団し、古巣でもあるアルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズに復帰したテベス。常々ユース時代を過ごしたボカで現役を終えたいと希望していたため、ユベントスのファンも納得して送り出した。それだけに2016年12月に上海申花への移籍が発表されると、「母国に戻りたかったんじゃないのか？」とイタリアのファンは衝撃を受ける。
今回の移籍に際して上海申花が用意した年俸は当初、サッカー選手として世界最高額と報道されていた。だが後にテベスはこの報道を訂正し、報酬については誰にも話したことがないとしている。
●世界最高年俸はメッシでもロナウドでもなく…
現在のサッカー界で誰が一番の高給取りかは明かされていないが、上海上港に移籍したブラジル代表MFオスカルの年俸は2400万ユーロ（約29億円）で、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドよりも高額とされている。
さらに河北華夏幸福に所属するアルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシは最初、年俸1500万ユーロ（約18億円）と報じられていたが後に『サッカー版ウィキリークス』と呼ばれる『フットボール・リークス』は、23ヶ月の所属で総額5600万ドル（約64億円）が本当の収入だと伝えた。これが正しいとするなら年俸換算で約33億4000万円になる。
いずれにしろ世界最高額のサラリーを受け取っている選手は中国にいそうだ。
《岩藤健》
page top
