パイェのマルセイユ復帰、ウェストハムが公式サイトで異例のコメント「失望した」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

パイェのマルセイユ復帰、ウェストハムが公式サイトで異例のコメント「失望した」

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ディミトリエ・パイェ 参考画像(2016年12月31日)
  • ディミトリエ・パイェ 参考画像(2016年12月31日)
  • サッカーフランス代表のディミトリエ・パイェ 参考画像(2016年6月15日)
ウェストハム・ユナイテッドが1月29日、フランス代表MFディミトリ・パイェを移籍させることでオリンピック・マルセイユと合意したと発表した。移籍金は2500万ポンド(約36億円)。

パイェは2015年夏にマルセイユからウェストハムに移籍。初年度からリーグ戦30試合に出場して9ゴールを挙げた。フランス代表としても2016年夏に開催された欧州選手権(EURO2016)に出場している。

ウェストハムとの契約は2021年まで残っていたが、パイェが同クラブでのプレーに不満を示し、今年に入ってからは移籍を希望して練習を欠席するなど問題行動も報じられた。これまでウェストハムはマルセイユからのオファーを数度拒否してきたが、最終的には放出を決定した。

ウェストハムは公式サイトでパイェのフランス行きを伝え、「彼がコミットメントや敬意を示してくれなかったことに失望している。クラブとファンは彼にコミットメントと敬意を示し、5年半の契約で報いたのにだ」と異例のコメントを出した。通常であれば選手が移籍するときは、「幸運を祈る」のようなコメントを出すもの。クラブの怒りと失望が伝わってくる。

マルセイユのオファーを受け入れた理由については、「最高の選手を売る財政的な事情はない」と金銭目的を否定。監督からの要望と、チームの団結のために決めたことを明らかにしたいとした。

「率直に言って、どのような選手もクラブより大きな存在ではないことを示すため、我々は彼を残留させようとしていた」

ウェストハムとしても、このようなやり方を許すのは悪しき前例になってしまうと承知しているが、チームに連帯を取り戻すためには仕方なかったという苦悩が見て取れる。


強硬手段で古巣復帰を果たしたパイェにサッカーファンからは、「クラブも選手も完全に売り時と方法を間違えたろ。本来ならもっと移籍金がつく選手」「一気に悪いイメージがついてしまった」「クラブとしては放出が妥当な判断。パイェはもう応援する気になれないかな」「ウェストハムは2500万ぽっちで出すことになるとは思ってもなかったろうな」「半年前は神扱いだったのに一瞬で評価が変わった」などの声が寄せられている。
《岩藤健》

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