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JAF、自転車同士の出会い頭衝突についての危険性を検証

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JAF、自転車同士の出会い頭衝突についての危険性を検証
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JAF(日本自動車連盟)は、自転車同士の出会い頭衝突事故についての検証を行い、その結果をホームページで公開した。

自転車は事故の際、頭部を地面などに強打して、致命的なケガを負う危険性があることから、自転車の事故類型で一番多い「出会い頭衝突」を想定した実験を実施。母子3人乗り自転車(幼児2人同乗基準適合車)と男性が乗る自転車が出会い頭衝突した際の危険性を検証した。

検証では、母子3人乗り自転車の後席子供ダミーと母親ダミーを対象に、衝突や転倒による衝撃が脳に及ぼす影響度を示す目安である「頭部損傷基準値(HIC)」をヘルメットの着用有無で比較した。その結果、ヘルメット未着用の後席子供ダミーのHICは15,951、ヘルメット着用時のHICは949となった。着用時に比べると、未着用時は約17倍もの数値を記録している。

幼児はHIC570以上、成人は700以上の場合に頭蓋骨骨折となる可能性がある。さらに、HIC700~2,500になると死亡する可能性が考えられる。頭部を守るための安全装備であるヘルメットを着用することで、事故や転倒時の頭部の被害を軽減できる。子供は骨の発達が未熟でより骨折しやすいため、必ずヘルメットを着用したい。
《美坂柚木》

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