【LONDON STROLL】マンチェスター・ユナイテッド、世界最高額の移籍金…出費の代償にユニホーム交換禁止令? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【LONDON STROLL】マンチェスター・ユナイテッド、世界最高額の移籍金…出費の代償にユニホーム交換禁止令?

オピニオン コラム
マンチェスター・ユナイテッドの選手たち 参考画像(2016年8月27日)
  • マンチェスター・ユナイテッドの選手たち 参考画像(2016年8月27日)
  • ポール・ボクバ 参考画像(2016年8月19日)
プレミアリーグの名門、マンチェスター・ユナイテッドが、選手たちに罰金を科す「禁止令」を発令しているそうだ。

先月、イタリア・セリエAのユベントスから、史上最高額となる移籍金約9300万ポンド(約125億円)で、フランス代表MFポール・ボクバを獲得。まだ記憶に新しい人も多いだろう。

この夏、他クラブから選手を買うために使った移籍金額は、総額約1億6000万ポンド(約216億円)と言われている。過去3年、毎シーズン1億万ポンド(約135億円)以上を費やし、選手補強を行う、まさに「金満クラブ」である。

しかし、世界トップクラスの資金力を誇るクラブが、所属選手に対して試合後のユニホーム交換の禁止令を発表し、世間を驚かせている。

英国紙によると、クラブ側は「ユニホーム交換のために失われたユニホーム費用を補填する予算が大きな無駄」と判断し、違反した選手に対し660ポンド(約9万円)の罰金が科すというクラブルールを発令した。このルールでは、選手がファンに対し、ユニホームをプレゼントすることも違反とのことだ。


ポール・ボクバ (c) Getty Images

高額移籍金の支出のしわ寄せが、選手の細かな経費削減へと直接つながったのかははっきりしないが、当の選手よりもファンたちにとっては残念なニュースである。 英国紙はクラブの愛称である「レッドデビル」をもじり、選手たちに細かな経費削減を呼びかけるクラブを「チープデビル」と皮肉っている。

今後、試合後にユニホーム交換を拒むマンチェスター・ユナイテッド選手を見て、敵サポーターが野次を飛ばす姿を目にする機会があるかもしれない。罰金を気にせず、ユニホームを交換、プレゼントする選手を見かけることはできるだろうか。

億単位で稼ぐ選手にとっては少額かもしれない「罰金」というユニホーム代の出費。こんな時こそ、憧れの選手の本当の懐の深さを垣間見れる機会もしれない。

インターナショナル・マッチデー期間を終え、9月10日から再開されるプレミアリーグ。マンチェスター・ユナイテッドの選手たちのリアクションに注目だ。
《Takaharu Osako》

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