デルポトロがウィンブルドン3回戦進出、3度の手術から復活「テニスができて幸せ」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

デルポトロがウィンブルドン3回戦進出、3度の手術から復活「テニスができて幸せ」

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フアン・マルティン・デルポトロ(c)Getty Images
  • フアン・マルティン・デルポトロ(c)Getty Images
  • テニス イメージ(c)Getty Images
テニスのウィンブルドン選手権は7月1日、男子シングルス2回戦が行われた。世界ランク165位のフアン・マルティン・デルポトロは、5位のスタン・ワウリンカと対戦し3-6、6-3、7-6、6-3で勝利した。

デルポトロは2009年の全米オープン覇者だが、近年は度重なるケガによりランキングを大きく下げ、グランドスラムには2年半ぶりの出場だった。第1セットを落としたデルポトロだが、第2セットから3セット連取で逆転した。

「私は生きていると感じた」と試合後の会見で語るデルポトロ。勝利の瞬間には両手が震えていたと話す。「アメージングな感覚だった。私はコートの上でとても幸せだった。スコアは重要ではない」

3度の手術を乗り越えグランドスラムの3回戦まで戻ってきたことについては、「これは私にとって2度目か3度目のキャリアだね」と話している。

「3度目の手術のあとスポーツに戻って来るのは本当に大変だった。だけど、いまの私は再びテニスを楽しんでいる。私が再びトップの位置に戻れるかは分からない。しかし、もしそれが無理だったとしても、再びテニスができて幸せを感じる」

デルポトロの復活劇にテニスファンからは、「デル・ポトロは辛かった時期を乗り越えて本当によかったね」「選手としての絶頂期をケガで失ってしまったけど、まだチャンスはあるはずなので頑張ってほしい」「全盛期には誰もがビッグ4時代を終わらせるのはこの男だと期待した選手。戻ってきてくれてうれしい」「錦織の天敵だった記憶がある。今やったらどうなるかも見てみたいね」などの声が寄せられている。

まだ自分のバックハンドは100%ではないと話すデルポトロ。来季は完全なフィットネスを取り戻したいと目標も語った。

《岩藤健》

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