全仏オープンに選手から不満の声、雨対策の不備にどう向き合う | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

全仏オープンに選手から不満の声、雨対策の不備にどう向き合う

スポーツ 短信
雨の全仏オープン(2016年5月31日)
  • 雨の全仏オープン(2016年5月31日)
  • アグニエシュカ・ラドワンスカ 参考画像(2016年5月31日)
  • シモナ・ハレプ 参考画像(2016年5月31日)
  • 雨の全仏オープン(2016年5月31日)
  • ノバク・ジョコビッチ 参考画像(2016年5月31日)
  • アンディ・マレー 参考画像(2016年5月31日)
テニスの全仏オープンが連日の雨で運営に苦しんでいる。5月30日に16年ぶりとなる全試合順延を行うと、31日も雨のため2試合しか消化できなかった。予定どおり大会を終えるためには今後、参加選手たちに過密日程を強いる必要が出てきた。

女子シングルス第6シードのシモナ・ハレプは、第21シードのサマンサ・ストーサーに6-7、3-6で敗れた試合後、「プレーするのは不可能なコンディションだった」と雨天決行を指示されたことに不満を漏らした。

「雨の中でテニスの試合をするのは少しやり過ぎだと思う。試合中にボールは完全に濡れていた。こういう状況でテニスをするのは、あまりにも難しいと思えた。でも、今日は全員が同じ状況だった。その中でより強い選手が勝った。背中やアキレス腱に痛みもあったけど、それは普通のこと。今日は彼女のほうが良いプレーをした」

会見で怒りを隠そうとしなかったのは、女子第2シードのアグニエシュカ・ラドワンスカだ。

「雨の中でプレーを強いられるなんて、とにかく驚いているし怒っている。賞金1万ドルの大会じゃなくグランドスラムなんだから、雨の中でやらせるなんてあり得ない。こんなコンディションでプレーはできない」

全仏オープンは四大大会の開催地で唯一、開閉式の屋根つきコートがない。選手からは運営者に対する不満が続出している。
《岩藤健》

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