サッカー親善試合で対戦相手のガーナが掲げた“熊本へのメッセージ”とは | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

サッカー親善試合で対戦相手のガーナが掲げた“熊本へのメッセージ”とは

スポーツ まとめ
サッカー親善試合で対戦相手のガーナが掲げた“熊本へのメッセージ”とは
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5月11日に、佐賀県のベストアメニティスタジアムで、U-23日本代表とガーナ代表の試合が行われました。

ガーナは西アフリカに位置し、サッカーも盛んな国の一つ。持って生まれた身体能力が強さの秘訣でもあります。ガーナ代表に年齢制限はなく、国内で活躍している若手中心にメンバーが組まれたといいます。アメニティスタジアムがある鳥栖(とす)駅でも、国旗を飾り歓迎ムードです。

日本代表の手倉森監督では、初のアフリカ勢との対戦となります。

「ガーナの身体能力に驚かされたい。私たちが積み上げてきたものが、世界でどれだけ通用するか試したい」

さあ、いよいよキックオフの時間です。

開始11分、日本が先制します。MFの矢島選手が開始早々ゴールを決めます。勢いに乗った矢島選手は、その4分後にも再びゴールネットを揺らします。

さらに、前半30分FWの富樫選手が放ったシュートで、日本代表は3点目を得ます。

そのまま、日本代表は付け入る隙を与えず、3-0で勝利します。U-23日本代表は今後、18~29日のトゥーロン国際大会(フランス)に参加し、パラグアイやポルトガルなどと対戦する予定です。

日本の選手のプレーも素晴らしかったのですが、この試合にはプレー以外にも名場面がありました。

その一つがこちら。




日本代表の植田選手に、ガーナの選手が次々と記念撮影をお願いします。

実は、植田選手は大きな震災のあった熊本の出身なのです。ガーナの選手は、それを気遣い植田選手に記念撮影をお願いしたのかもしれません。

この国際親善試合は、熊本の復興を願ったチャリティマッチの側面も持ち合わせています。ガーナの選手が熊本の震災を気遣っている場面は、他にも見受けられました。

その場面には、多くの日本人が感動しました。

「GANBATTE KUMAMOTO」の文字を掲げるガーナの選手




高々と掲げられた「GANBATTE KUMAMOTO」の文字。ガーナの選手の気持ちが伝わり嬉しくなりますね。このガーナ代表の行動に多くの感動の声が寄せられています。

こちらは九州の方からのツイートのようです。




ガーナ選手の行動に力をもらえます。
ガーナの選手だけではなく、日本代表の手倉森監督も試合前に選手にある話をしたそうです。

「熊本で被災に遭っている方々に、我々がパワーを届けるんだ。そんな覚悟を試合で示せと選手たちに話した。みんな見事にやってくれたと思う」

監督の思いにも見事に応えた日本の選手、大きな気遣いを見せてくれたガーナの選手。彼らのその行動と思いは、被災されている方に届いたに違いありません。

大きな力を与えてくれた両チームの選手に敬意を送ります。
記事提供:@Heaaart
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