【THE ATHLETE】前田健太、衝撃のメジャーデビュー…伝説に並ぶホームラン | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE ATHLETE】前田健太、衝撃のメジャーデビュー…伝説に並ぶホームラン

オピニオン コラム
前田健太がメジャー初先発(2016年4月6日)
  • 前田健太がメジャー初先発(2016年4月6日)
  • 前田健太がメジャー初先発(2016年4月6日)
  • 前田健太、メジャー初先発と同時に初ホームラン(2016年4月6日)
  • 前田健太、メジャー初先発と同時に初ホームラン(2016年4月6日)
  • 前田健太、メジャー初先発と同時に初ホームラン(2016年4月6日)
  • 前田健太、メジャー初先発と同時に初ホームラン(2016年4月6日)
  • 前田健太、メジャー初先発と同時に初ホームラン(2016年4月6日)
  • 前田健太がメジャー初先発(2016年4月6日)
4月6日に行われたロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレス戦で、広島カープからドジャースへ移籍した前田健太投手が衝撃の米国デビューを飾った。

投手として6回を投げ5安打無失点、4奪三振で勝利投手となり、バッティングでは初ホームランも放った。チームメートのエンリケ・ヘルナンデス内野手は試合後にインスタグラムで、『メジャー初先発、初奪三振、初勝利、初ヒット、初ホームラン』と前田を祝福した。

1st Career Start 1st Career Strike Out 1st Career Win 1st Career Hit 1st Career Homer Kenta Maeda ladies and gentlemen!

Kike Hernandezさん(@kikehndez)が投稿した写真 -


開幕投手も務めたドジャースのクレイトン・カーショウ投手は前田の初ホームランについて、「バッティング練習を見て彼にその能力があることは分かっていたけど、自分はメジャー8年間でホームラン1本だから強い感銘を受けたね」と話している。

■球史の伝説に並んだデビュー戦

メジャーリーグ公式サイト『MLB.com』でも、初物尽くしのデビュー戦はトップニュース扱いで報じられた。

MLB.comは前田のデビュー戦について、「彼のデビューは世界的な騒ぎになった。ピッチャーとして6回を無失点に抑え、歴史的なホームランも放っている。ドジャースは7-0で勝利し、開幕3連戦を25-0でスイープした」と伝えた。

「前田はドジャースの日本人投手として野茂英雄、石井一久、斎藤隆、黒田博樹に続いて初勝利をマーク。2000年以降の先発投手としては、デビュー戦でホームランを打った3人目の選手になった」









前田の前にデビュー戦でホームランを打った先発投手は、当時ワシントン・ナショナルズに所属していたトム・ミローン投手。2011年9月3日に行われたニューヨーク・メッツ戦の初打席で記録した。


ドジャースに限定するとデビュー戦でホームランを打ったのは、1990年のホセ・オファーマン内野手以来、投手では1947年のダン・バンクヘッド以来となる。バンクヘッドはアフリカ系アメリカ人投手として、初めてメジャーリーグでプレーした選手。前田の一発は球史の伝説を呼び覚ました。

■「初回の大量得点で落ち着けた」

初登板初勝利を挙げた前田は試合後、「デビュー戦で勝利できたことは、とても幸せ。最初は少しナーバスになっていたが、初回にチームメートが4点取ってくれたのでリラックスできた」とコメントしている。

ドジャースは開幕戦、第2戦と続けてパドレス打線を無得点に抑え連勝していた。その勢いに押し出されるようにしてマウンドへ向かったという前田だが、同時に3試合連続0封を期待する雰囲気はプレッシャーになっていたとも明かす。



前田は安打やエラーで走者を出したが、ここぞという場面ではコースを突く制球が冴え、三振や内野ゴロで窮地を脱した。六回には1死一、三塁から本塁クロスプレーの判定をめぐってパドレスファンのブーイングを浴びたが、意に介した様子なく次打者のヤンガービス・ソラルテを三振に仕留めデビュー戦を締めくくった。

■次回は12日のダイヤモンドバックス戦に先発予定

最高の米国デビューを飾った前田。気になる次回の登板は順調にいけば12日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦になる。この試合は今季ドジャースタジアムで行われる最初の試合、前田は本拠地開幕戦を任される。

前田の活躍もありドジャースは、1974年に記録した開幕23イニング連続無失点の球団記録を塗り替えた。1963年にセントルイス・カージナルスが記録した27イニング連続無失点に並んだ。

1988年以来のワールドシリーズ進出に向け、最高のスタートダッシュを切ったドジャース。今後も前田には先発ローテーションの一角として大きな期待がかけられる。




《岩藤健》

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