【Tech in Asia Tokyo 2015】世界の0→1野郎達、熱気にまみれる | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【Tech in Asia Tokyo 2015】世界の0→1野郎達、熱気にまみれる

新着 技術
Tech in Asia Tokyo 2015が先日、開催された。同時期に開催していたウェアラブルテックエキスポ2015では夏野剛氏が「ウェアラブルのチャンスを日本は逃した」と象徴的に述べた。

そんななか、新たなチャレンジャーたちは野心に燃えている。次の10年、どのような業界で盛り上がりがあるのか。

駆け足ながらこのイベントを振り返りたい。

なお、今回のイベントを通して、軸となりえたのは以下である。

・主役は非IT・ソフトウェア
・IoT(ハードウェア)でITは空気的なものになる
・宇宙、農業、医療、健康

***

■クラウドワークスは日本をどのように変えていくのか
CW吉田浩一郎社長×日経BP原隆氏

>主な内容
・BtoBビジネスはブランドが必要なので上場してよかった
・現状、働き手は70万人、総契約額26億4千万円。100億円が目標
・社員が去年の29名→110名に増加
・大企業の大きな仕事を分解する、という役割もCW社内にある
・「翻訳」業で、CW内で年収2,000万円に到達した方もいる

>ビジョン
・個人与信インフラ、みたいなものを目指していきたい
・アメリカでは既にSNS上の情報を統合して与信判断、みたいなサービスがある
・CWには個人の「カネ」周りの情報が集まるので、リテール金融などに広げていける
・個人も与信を元に企業でいう「上場」的なことができる世界があるはず

>今後の見通し
・結局、すでにメーカーで起きたAI、ロボットによるあらゆる置換が今度はホワイトカラー層(まずは、SIerなど)の仕事に起こるということ
・マネーフォワードやフリーといったところとの連携、M&Aもあり。給与支払いの代行とかもしたい

■瀬戸際からの帰還
DeNA南場氏×ボーダー細谷氏×元堀江氏
https://www.border.co.jp/company/companyinfo.html(ボーダー)
http://appmarketinglabo.net/dely/(デリー)

>主な内容
・50:50の共同CEOは「絶対ダメ」by南場さん
・合弁会社設立時なども含め、「組む」時は予め対立時の意思決定方法、落とし所を予め決めておくこと
・ビジネスにおいて「掘るところを間違う」というのは完全にCEOの責任
・オペレーションは現場

■思い切ってパネルディスカッション
内閣府本府参与 科学技術・IT戦略担当斉藤ウィリアム浩幸氏×ワールドイノベーションラボ伊佐山元氏×ウォンテッドリー仲暁子氏×DeNAプリンシパルJames Riney氏×インフィニティベンチャーズ田中章雄氏

>主な内容
・世界の標準は「ブロークンイングリッシュ」
・日本政府は、特にITへの「ブランディング」が不足している
・インキュベーターブームは去った(←サムライなどのことかと)
・日本は「競争が激しくない」というメリットはある

■日本のおけるIoT:現代は近未来の様相を呈するか
日本マイクロソフトエバンジェリスト砂金信一郎氏×ABBALab及びnomad、CEO小笠原治氏×Fenox Venture Capital、共同代 表パートナー&CEOアニス・ウッザマン氏

>主な内容
・IoTは結局「クラウド」。どう、集めたデータを生かすか。データやプラットフォームに価値がある
・マイクロソフトはロンドンサブウェイシステムに入り込んだ
・IoTは「コラボ」の必要性がどんどん増す
・今までは「工場側」の最適化の話が大半だったが、徐々にコンシューマ向けの話を出てきた
・今まで客じゃなかったところが客になる
・まさに、「モノの再発明」
・IoTのメインフォーカス分野
 Health IT
 Manufacturing
 Retail
 Agriculture

>重要な視点
 ・「モノにセンターが入るとどうなるか?」という話
 ・例
  ・EDYN( https://edyn.com/ )
   ・土の状態を計測して水かけをコントロール
   ・どういう作物がその場所にフィットするか

■GIGAOMが残した教訓、そして2015年におけるメディアの役割
True Ventures  Om Malik氏×デックインアジアデービッド・コビン氏

>主な内容
・メディアの成功は
   1.ハズフィードのようなハイパースケール
   2.スキフトのようなニッチ
     http://media-outlines.hateblo.jp/entry/2015/01/01/234609
   しかない

■日本のハードウェア:現状と将来のかたち
S,N,S Inc. ファウンダー堀江貴文氏×イーストベンチャーズ松山 太河氏

>主な内容
・堀江氏のオウンドメディア、ホリエモンドットコムは現状月間100万PV
・自動運転はセンシングと画像処理
・日本のVCは宇宙(物理)や科学、生物など、IT(ソフトウェア)以外、ハードウェアが絡むものにちゃんと投資せよ!by堀江氏
《編集部》

編集部おすすめの記事

page top