日本代表DF内田篤人も所属するシャルケから、ヴォルフスブルクへ移籍したユリアン・ドラクスラーが9月1日に会見を開いた。イタリアのユベントスではなく、同リーグ間での移籍を決断した理由について話した。
ユベントスは主力の退団で手薄になった中盤を穴埋めしようと、早くからドラクスラーに注目しオファーを出してきた。だがドラクスラーは、「イタリアより成長できる」と国内での移籍を選んだ。
「ヴォルフスブルクは選手として成長するためにいい選択だと思う。メディアもイタリアより静かだ。だからヴォルフスブルクを選んだ。シャルケ以上に穏やかな環境だということも確かだ。新しい仕事を楽しみにしているし、すべてがうまくいくと信じている」
会見に同席したディーター・ヘキング監督は、マンチェスター・シティへ移籍したケビン・デ・ブルイネとドラクスラーは異なるタイプの選手であり、安易に比較してはいけないと語った。
「ケビン・デ・ブルイネは常にスペースを探していて、試合のスピードを速めることができた。ユリアンにはまた別の力がある。彼はボールを持つと非常に速いし、強烈なシュートも持っている。ゴールから離れていても常に危険な選手だ」
UEFAチャンピオンズリーグ出場権を持つヴォルフスブルクへの移籍により、ドラクスラーは選手としてさらなる成長を遂げたいと考えているようだ。
《岩藤健》
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