「なるほど、こういうところを見ればいいのか」「この競技にはこんな楽しみ方があるんだ」と感じてもらえるようなコラムを目指しています。もちろん、競技の楽しみ方は人それぞれ。コラムを読んで同じように楽しんでみたり、自分なりの楽しみ方を見つけたり、だれかとスポーツの楽しみ方を共有したり……そんなふうに広げていってもらえたら、執筆者冥利につきるというものです。
さて、今回の記事の前に少し自己紹介を。私はスポーツをやるのも観るのも大好きな子どもでした。いろいろなスポーツに挑戦しながら、学生時代はおもにバスケットボールをやっていました。そのため、コラムではアメリカのプロバスケットボールNBAを中心に取り上げていく予定です。
さらに、雑食系な私ですので、NBA以外にも欧州サッカーやNFL、ダーツやクリフダイブなど、機会を見つけて取り上げていきたいと思っています。
■NBAのプレイオフ独特のおもしろさがよくわかる試合
今回取り上げる試合は、クリーブランド・キャバリアーズ対ボストン・セルティックスのプレイオフ1回戦第2戦。カラーの異なるチームどうしの戦い方の違い、そしてプレイオフ独特のおもしろさがよくわかる試合になったと思います。
キャブスは"キング"ことレブロン・ジェームズが古巣に戻り、それまでチームを支えてきたカイリー・アービング、さらに強力なリバウンダーでありスリーポイントシュートも得意なケビン・ラブをトレードで迎え、新ビッグスリーを形成。
レブロン・ジェームズ
一方のセルティックスはポール・ピアース、ケビン・ガーネット、レイ・アレンというビッグスリー、彼らとともに戦ってNBAを代表するポイントガードとなったレイジョン・ロンド、さらに2007-2008シーズンにチームを優勝に導いたヘッドコーチのドック・リバースもチームを離れ、再スタートを切りました。
そんな対照的なチームどうしの戦い。第1戦は前半は健闘したもののレブロンとアービングの個人技にやられ、第3クォーターで離されてセルティックスはそのまま敗戦。それを受けての第2戦は、セルティックスがどのように戦術を修正してくるかに注目していました。
【NBAプレイオフの醍醐味を味わう…キャバリアーズ対セルティックス 続く】
