【選抜甲子園15】一昨年優勝校と前年優勝校の対戦は投手戦に…大会3日目結果 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【選抜甲子園15】一昨年優勝校と前年優勝校の対戦は投手戦に…大会3日目結果

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【選抜甲子園15】一昨年優勝校と前年優勝校の対戦は、期待を裏切らない投手戦に…大会3日目結果
  • 【選抜甲子園15】一昨年優勝校と前年優勝校の対戦は、期待を裏切らない投手戦に…大会3日目結果
春の選抜高校野球大会は3日目、3月23日も甲子園球場で1回戦3試合が行われた。

■第1試合:奈良大付 (奈良)0-3敦賀気比(福井)

敦賀気比はプロも注目するエース平沼翔太が先発し、奈良大付打線を9番・高橋康太朗のヒット1本に抑える。その好投に応えたい打線は6番・松本哲幣、7番・上田竜也、8番・嘉門裕介の連続安打で二回裏に1点を先制する。

三回にも1点を追加した敦賀気比は、さらに七回の攻撃で1番・.篠原涼が二塁打で出塁。送りバントで1アウト三塁とし、3番・林中勇輝がレフトに犠牲フライを打ち上げる。敦賀気比にとっては勝利を決定づける大きな3点目だった。

その後も敦賀気比の平沼はペースを乱さず投げ続け、九回を1安打完封10奪三振、100球ちょうどで抑えた。

■第2試合:仙台育英(宮城)12-0神村学園(鹿児島)

昨秋の明治神宮大会を制した仙台育英が3日目に登場。初回から2番・青木玲磨が三塁打で出塁、3番・平沢大河がライト前にタイムリーヒットを放ち仙台が先制した。

その後も得点を積み重ね七回終了時点で試合は6-0。仙台が大量リードを奪う。反撃したい神村学園だが打線は仙台の佐藤世那に抑えられ沈黙。八回に仙台は相手の守備が乱れたところを突き6点追加した。

佐藤は九回を6安打無失点5四死球8奪三振で投げ抜き、初戦を完封した。

■第3試合:浦和学院(埼玉)2-0龍谷大平安(京都)

一昨年優勝の浦和学院と、昨年優勝の龍谷大平安が早くも1回戦で激突した。試合は高校野球ファンの期待を裏切らない熱戦になり、今大会初の延長戦にもつれ込む。

0-0で迎えた十一回表、浦和学院の攻撃は4番・山崎滉太が四球を選び、ノーアウトのランナーが出る。5番・幸喜勇諮が初球で送りバントを決め、1アウト二塁。

内野の間を抜ければ決勝点を奪われる場面。ここまで1人で投げ抜いてきた龍谷大平安のエース、高橋奎二は6番・新谷剛樹を空振り三振に切って取る。2アウト二塁と変わり迎えるバッターは7番・荒木裕也。

カウント2-2から低めの変化球を振り抜くと、打球は三遊間を抜くタイムリーヒット。ついに浦和学院が先制点を奪う。続く8番・西野真也も一塁線を破るタイムリーヒットで1点追加。

好投を続けた高橋に報いたい龍谷大平安打線は、十一回裏の攻撃で先頭の2番・吉村颯が四球で出塁。しかし3番・橋本和樹が三塁併殺打に倒れ、2アウト走者なしに変わる。最後は4番・西川寛崇が初球を引っ張るも、打球はサード正面に転がり試合終了。

優勝を狙うチーム同士のハイレベルな戦いに、観戦した高校野球ファンからは「どちらも1回戦で敗退するには惜しいチームだった」という感想が聞かれた。

■3月24日の対戦カード

英明(香川)-大曲工(秋田)
県岐阜商(岐阜)-松商学園(長野)
近江(滋賀)-九産大九州(福岡)
《岩藤健》

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