3月8日、広島は本拠地マツダスタジアムでヤクルトとオープン戦で対戦。メジャーから8年ぶりに日本球界に復帰した広島の黒田博樹投手が、わずか39球で13人の打者を打ち取る快投を演じた。
「一回りどころか二回りくらい大きくなった。鳥肌が立った」試合後、広島の緒方監督は興奮気味に話した。この日のマツダスタジアムはオープン戦ながら約3万人のファンが黒田のピッチングを見に訪れた。スライダーやスプリット、米国でメジャーの強打者を翻弄したツーシームなどを惜しげもなく披露。絶妙なコントロールでコーナーに投げ分け、ヤクルト打線は手も足も出なかった。
黒田の快投に対してファンは、「こんなにすごいとは思わなかった！すごすぎる！」「マツダスタジアムにいたけど、震えがとまらなかった。スタンディングオベーションとかも何回もあった」「帰国後、初めての登板でこの投球。すごく落ちついていたし、メジャーの経験がほんとすごかったんだろう」など、称賛のコメントが多数寄せられていた。
「今日はたくさんの声援をもらって気持ち良く投げられた」心地よい汗をぬぐいながら、この試合の投球を振り返った黒田。帰国以来、連日のように日本球界の話題を独占している黒田フィーバー。これからますます過熱しそうだ。
《浜田哲男》
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