全日本選抜車いすテニス選手権、国枝が7度目の優勝 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

全日本選抜車いすテニス選手権、国枝が7度目の優勝

スポーツ 短信
国枝慎吾 参考画像(2014年6月19日)(c)Getty Images
  • 国枝慎吾 参考画像(2014年6月19日)(c)Getty Images
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  • 国枝慎吾 参考画像(c)Getty Images
11月14日から16日にかけ、千葉県の柏市でNEC全日本選抜車いすテニス選手権大会が行われ、世界ランキング1位の国枝慎吾が2年ぶり7度目の優勝を飾った。

決勝はアジアパラ大会と同じ組み合わせになった。世界ランキング1位の国枝に、同9位の眞田卓が挑む。アジアパラ決勝では国枝がストレート勝ちしているが、眞田も作戦を練り必勝態勢で臨んだ。

試合は立ち上がりから激しい展開が続く。第1セットは国枝がゲームカウント6-3で取るも、1-5から強力なサーブで眞田が連取し盛り返す場面も見られた。

第2セットも激しいテニスが続きゲームカウント3-3と互角。パワーと勢いで勝る眞田に対し、国枝は正確なショットでコースを突きながらミスしない作戦に切り替える。

取られてはいけないところで必ず決める国枝に対し、眞田は勝負所でのミスが目立ち始めた。

第2セットも6-3で取った国枝が、セットカウント2-0のストレート勝ちで優勝した。

今年の国枝は全仏のダブルスで敗れたものの、それ以外の四大大会ではシングルス、ダブルスともすべて優勝しており、7冠(全英はダブルスのみ開催)中6冠を獲得し年間グランドスラムも達成した。

なかなか注目されない車いすテニスだが、日本には世界ランキング上位の選手が何人もいる。今回対戦した国枝と眞田は、ともに26日からロンドンで開幕する世界マスターズの出場が決まっている。

世界ランキング上位8人までの選手が参加するこの大会に、国枝はランキング1位の世界王者として、眞田も8位の三木卓也が負傷欠場のため9位から繰り上がりで出場する。

錦織圭のATPワールドツアー・ファイナルに沸いた日本、こちらの大会にも注目して欲しいと感じるテニスファンは多い。

「錦織圭もすごいけどそれ以上に世界一の車椅子テニスプレーヤー国枝さんだっている」
「車いすテニスの国枝君も、もうちょっと注目されたら良いのになぁって思ってる」
「錦織選手は確かにすごいけど、車いすテニスの国枝選手のことも特集してよ」
「グランドスラム達成した国枝慎吾の報道がほとんどなくて悲しい~報道されないから国枝凄いよね~と言っても無視される もったいない!」
「以前NHKの深夜番組で特集組まれてたけど…あのフェデラーも絶賛していた」

国枝は16日夜にFacebookを更新。ファンに優勝の報告をした。
《岩藤健》

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