2014年ツアー・オブ・北京、10月12日の第3ステージはタイラー・ファラー(ガーミン・シャープ)がゴールスプリントを制して優勝した。
過去に3大ツールすべてでステージ優勝経験のある名スプリンターのファラーだが、今季は何度も優勝をあと一歩で逃しており、第3ステージでも3位に終わっていた。
これが、2013年ツール・ド・ルーロメトロポール以来372日ぶりの勝利となったファラーは、「今シーズンは長かった。2位、3位、4位の一年だったから、ようやく勝てたよ。今年最後のチャンスのひとつだったから、本当にうれしい」と待望の勝利を喜んでいた。
ゴール前は後方から抜け出す展開となったが、「脚はあったけど、少し運もあったね。大変な1日だったし、最後の上りは僕はギリギリで越えたんだ。集団先頭に戻るのは苦しかったよ。最終コーナーの立ち上がりでは、かなり後ろにいた。スペースが空いたのは運がよかったし、そこを狙えたんだ」と振り返っていた。
30歳のアメリカ人、ファラーは来季は南アフリカのMTNクベカへの移籍が決まっており、この勝利がガーミン・シャープへのいい置き土産となった。
《》
page top