【自転車のある風景】都市と砂漠をつなぐモビリティとして自転車が選ばれる理由 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【自転車のある風景】都市と砂漠をつなぐモビリティとして自転車が選ばれる理由

オピニオン コラム
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都市部アデレードを中心に自転車の普及やサポートを一気に引き受けているBikeSAですが、更に都市部から離れた場所へ活動を広げています。

その中の一つ、Bike Palyaプログラム。

これは、オーストラリアに住む原住民アボリジニーの子供たちに自転車を送り、サイクリングの教育をするというものです。Palyaというのは、現地の言葉(アボリジニーには、いくつかの言葉がありますが)の一つピチャンチャチャラ語で、「素晴らしい」という意味に匹敵します。

◆プログラムが行われている場所

プログラムが行われているのは、アデレードから、北西約1100km離れた砂漠にある場所、APY(Anangu Pitjantjatjara Yankunytjatjara)。このうち3000人ほどが住む場所でサポートが行われています。生徒たちは、ビデオや自転車ゲームから安全に乗るスキルを学びます。

また、放課後は、スクリーンに映し出されたバイクメンテナンスのワークショップのビデオを見ながら、メンテナンスを学びます。

◆APYの環境

周りは砂漠で、舗装された道路はわずかなので、BMXトラックが必要となっています。現在は限られた場所でBMXなどのスキルの実地をしています。また、現在も、BMXバイクや5-18歳用の自転車の寄付を募っています。

アボリジニーと都市部では、接点がないのが現状です。が、自転車が繋げる子供たちの新しい世界、今後ますますのプログラムの拡大に期待をしたいところです。
《さくら 麻美》

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