7人制サッカー選手のパラリンピック出場を支援 グローバルアスリートプロジェクト | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

7人制サッカー選手のパラリンピック出場を支援 グローバルアスリートプロジェクト

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クラウドファンディングで、パラリンピック出場を目指す谷口泰成選手を支援するプロジェクトが発足した。
  • クラウドファンディングで、パラリンピック出場を目指す谷口泰成選手を支援するプロジェクトが発足した。
クラウドファンディングで、パラリンピック出場を目指す谷口泰成選手を支援するプロジェクトが発足した。

原因不明の脳性麻痺を抱えている谷口選手は、7人制サッカー(CPサッカー)の選手としてパラリンピック出場を目指し、日々の練習に励んでいる。

谷口選手は日本強化指定選手にも指定されており、リオデジャネイロ、そして東京で開催されるパラリンピックに出場することが目標だ。

しかし、日本では個人のトレーニングは全額自己負担、世界選手権や強化合宿の参加費用も一部自己負担といった現状で、万全なサポートを受けているとは言い難い。

それに対して、海外の上位国の選手たちはプロ選手として活躍しており、専門的な指導者のもと、トレーニングを受けている。

「もっと練習をしたい。もっと知識や経験を積みたい。世界のアスリートに近づき、パラリンピック出場の夢に向けて努力をしたい」といった願いをもつ谷口選手を支援するプロジェクトが発足した。

プロジェクトの発足元は、日本人アスリートの海外進出を支援している「グローバルアスリートプロジェクト」。海外進出を果たした日本人選手が、競技以外の面で夢を砕かれないように支援しているプロジェクトで、主に語学面をサポートしている。

プロジェクトの発起人の一人に、サッカー日本代表のゴールキーパーで、ベルギー1部リーグで活躍している川島永嗣選手も名を連ねている。

今回のプロジェクトで支援された資金は、トレーニング費用、大会参加費用、そのための旅費などのパラリンピック・7人制サッカーの強化活動に全て使用される。

7人制サッカーは、1984年のパラリンピックからパラリンピック正式種目となった、脳性麻痺スポーツの中で唯一の団体競技。日本はこの競技でパラリンピック出場経験がなく、この支援の成果によって出場が決まれば、「初出場」の快挙となる。

(久米 成佳)
《編集部》

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