【MWC14】大阪発のウェアラブルOS「mirama」、新感覚のジェスチャー操作 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MWC14】大阪発のウェアラブルOS「mirama」、新感覚のジェスチャー操作

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MWC 2014、日本貿易振興機構 JETRO(ジェトロ)ブース内で一際注目を集めていたのが、大阪に本社を置くソフトウエア開発会社 ブリリアントサービスが出展したスマートグラスのプロトタイプ。同社はスマートグラス専用のOS「mirama」を開発しており、それを組み込んだ最
  • MWC 2014、日本貿易振興機構 JETRO(ジェトロ)ブース内で一際注目を集めていたのが、大阪に本社を置くソフトウエア開発会社 ブリリアントサービスが出展したスマートグラスのプロトタイプ。同社はスマートグラス専用のOS「mirama」を開発しており、それを組み込んだ最
MWC 2014、日本貿易振興機構 JETRO(ジェトロ)ブース内で一際注目を集めていたのが、大阪に本社を置くソフトウエア開発会社 ブリリアントサービスが出展したスマートグラスのプロトタイプ。同社はスマートグラス専用のOS「mirama」を開発しており、それを組み込んだ最新のプロトタイプを展示。実際にデモ体験もでき、ジェスチャーを利用した新感覚の操作性に体験者からは驚きの声が上がっていた。

出展されたスマートグラスは、メガネ本体にはVUZIX社の端末を利用し、その他センサーやソフトウエアの部分などをブリリアントサービスで作成。実際に見ている光景に情報を重ねて表示するといったスマートグラスの基本機能は押さえつつ、RGBカメラとデプスカメラを搭載し、赤外線の反射時間で対象との距離を測り、ジェスチャー操作等を可能にしているという。ブースでは、「mirama」の基本操作を覚えるためのチュートリアルのデモが実施された。前方にいる人の顔を認識し、データベースを呼び出してメールを送信したり、写真の撮影などもジェスチャーで可能。また、SIMスロットも用意し、音声通話も可能としている。

当面は、工事現場や医療現場での遠隔指示など“視線の共有”ニーズがある分野であったり、テーマパークなどでのアミューズメント需要、その他研究開発の需要などを狙っていくとのこと。今後、軽量化が進めば、直接コンシューマ向けの販売も見えてくるのではないかとしている。同社では、プロトタイプのパッケージ販売を開始しており、パッケージにはスマートグラス本体と、mirama OSをインストールしたラップトップコンピュータ、同OSのSDKが含まれている。MWCの会場でも既にいくつかの引き合いはあったようだ。今後の展開にも期待したい。
《編集部》
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