トレックがフラッグシップモデルのマドンに並ぶカーボンロードバイクとして、エンデュランスバイクのドマーネを発表した。ラテン語で「王冠」を意味するドマーネは、ラジオシャック・ニッサン・トレックに所属するファビアン・カンチェラーラにちなんで付けられた名だ。
ドマーネはカンチェラーラが石畳で知られるクラシックレースを制覇するために開発されたもの。一年半にわたる開発にカンチェラーラ自身も大きく関わり、衝撃吸収性、パワー伝達効率性、そして安定性を高めていった。「ツール・デ・フランドル」や「パリ～ルーベ」ではチーム全員がドマーネに乗りカンチェラーラの勝利を目指す。
ドマーネには「アイソスピード」というトレック独自の革新的なテクノロジーが搭載されている。シートチューブをトップチューブから完全に独立させることで、競合他社モデルよりも2倍もの縦方向のしなりを高めるテクノロジーだ。
またダウンチューブ、BB90、チェーンステーからなるパワートランスファーコンストラクション技術はマドンをしのぐ剛性を生み出す。石畳のような悪路走行においてもパワーロスすることなく確実に後輪にパワーを伝達し、全てのペダルストロークをあますことなく推進力へと変える。
群を抜く柔軟性はライダーの体力を温存させ、安定したペダリングを長時間持続させると同時に、比類なき剛性が絶対的なコントロールをもたらす。
マドンが究極の軽さとスピードを求めるライダーのために作られたバイクなのに対して、ドマーネは長時間のレースやロングライドにおいて最後までライダーの力を100%発揮させるために作られたハイパフォーマンスロードバイクだ。
《編集部》
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