スキーのビンディングメーカーとして知られるフランスのルックが、自転車界に参入したのは1983年。 その翌年にいわゆるクリップレスペダルを開発し、自転車界の常識を一新させてしまう。86年には他メーカーに先駆けてカーボン製レーシングフレームをプロデュース。ツール・ド・フランス5勝のベルナール・イノーやグレッグ・レモンに愛用され、プロレース界にカーボンブームを巻き起こすことになる。 現在では自社工場でカーボンチューブから生産する設備を持ち、ロードレースのみならずトラックレースやトライアスロンレースで高い評価を得る。