
エリザベス女王杯は過去10年、1~5人気から勝ち馬が出る傾向にあるが、2021年には10人気のアカイイトが戴冠。昨年は12人気ラヴェルが2着に突っ込むなど単勝2桁人気4頭が馬券内に入っている。
年に2鞍しかない古牝馬GI、しかも芝2200mと特殊な舞台だけに波乱傾向にあるのは間違いなく、穴馬発掘が当レースの攻略ポイントだ。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「シンリョクカ」を取り上げる。
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■シンリョクカ
牝馬の菊花賞とも言われる京都芝2200mの舞台。
過去のエリザベス女王杯3着内30頭中27頭に芝2200m以上の距離経験があり、近年では初距離による戴冠は2023年のブレイディヴェーグくらい。思えば昨年の2着ラヴェルは前年のオークス4着、3着ホールネスは芝2200mで3勝と距離実績があった。
そこで浮上するのが同馬。3歳時のオークスでリバティアイランドの5着に入り、4歳時の昨年エリザベス女王杯ではレガレイラに先着の4着と健闘した。スパッと切れる脚がなく勝ち切れないレースは続いているが、春のヴィクトリアマイルを含め大きく崩れないのは非根幹距離の持久力勝負で武器になる。ハンデ戦から別定戦になり一気にハイレベルのメンバーが揃った新潟記念でも、0秒2差の4着なら上出来と言える。
2歳時の阪神JFもそうだったが内枠でズルく乗る競馬で結果を出してきた馬だけに、この2枠は願ったり。好走条件づくしのここで一発ありと見た。
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