
メジャー通算223勝、今季限りで現役を引退したクレイトン・カーショー投手は6日(日本時間7日)、米人気ポッドキャスト『ダン・パトリック・ショー』にゲスト出演。ワールドシリーズでの心境や、引退を決めた理由などを率直に語っている。
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■現役最終登板はドジャースタジアム
12月に5人目の子供が生まれるカーショーは、『ダン・パトリック・ショー』で引退後の生活について「しばらくは父親業かな」と話すも、いずれはドジャースで特別アシスタントのような仕事がしたいと希望を話した。
ブルペン待機となったポストシーズンの話題に触れると、「緊張はもちろんするさ。絶対にする。みんなそうだと思う。でも、自分に疑いを持ってはいけないんだ。ブルペンでウォームアップをして、電話が鳴るのを聞く……全てが新しい体験だった。(ワールドシリーズ第3戦、12回表2死満塁から)最後のアウトを取れたことが本当に嬉しかったね。もし失敗していたらと思うとゾッとするよ。でも、最後にドジャースタジアムで投げられたことが最高だった」と明かし、現役最後の登板を振り返った。
■「もう長くは続けられないな」
カーショーは、現役引退に関してシーズン前から予感があったと語る。
「マウンドでスピードガンを見ると、87から88マイル(約141.6キロ)くらいしか出ていないんだよ。身体は完全に健康なのに、だ。『もう長くは続けられないな』って実感した。今の野球はスピード全盛だろう。91、92マイルですら足りない時代になっている。もちろん、先発投手なら球の使い方を知っていればまだやれるけど、自分の中ではもうタンクが空っぽに近い感じでね」と、心境を吐露。自身の球速低下が引き金になったことを明かした。
現役生活18年間ドジャース一筋だったカーショーは、2006年のドラフト1巡目全体7位で入団。11年と14年には21勝を挙げるなど、最多勝とサイヤング賞、最多奪三振をそれぞれ3回ずつ獲得。最優秀防御率は5回、年間MVPも受賞した。メジャー通算223勝は、2025年シーズン終了時点で歴代71位に位置する。
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