
米スポーツメディア『The Athletic』は5日(日本時間6日)、今オフの移籍市場を特集。全30球団の補強ポイントに言及し、世界一軍団ドジャースに関しては「外野手とブルペン」と指摘した。
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■全30球団のフロントに直接取材
『The Athletic』は今回、「オフシーズンにおける全30球団のニーズと目標」と題して、記事を公開。ナショナルズやレッズなどでGMを務めたジム・ボウデン氏が、全30球団のフロントに直接聞き取りを行い、その回答をもとに補強ポイントを紹介した。
ワールドシリーズ連覇を成し遂げたドジャースに関しては、最大のニーズとして「外野手とブルペン」を提示。同氏は「来季3連覇を狙うドジャースは、このオフシーズンも功績にあぐらをかくことはないだろう」とし、恒例の大型補強を進めると予想した。
その上で「彼らは外野、特に右翼手か左翼手のどちらかを補強する必要があり、そういう意味でカブスのカイル・タッカー外野手は完璧にフィットする。彼は打率、長打、走塁、守備など、すべてに優れた“完成された選手”であり、まさにドジャースが外野に求めているタイプだ」とし、今オフのナンバーワン・フリーエージェント(FA)選手がターゲットになると主張した。
■阪神、ソフトバンクでも活躍
また、ブルペン陣に関しては「彼らは抑えの強化にも取り組むだろう。負傷中のリリーフ投手の回復、若手投手の育成、あるいはトレードによる戦力獲得など、いずれの手段を取るにしても、ここは引き続き注力すべき分野。彼らは今オフもリリーフ投手のFA市場を探ることになりそうだ」とし、レギュラーシーズンで炎上を続けた救援陣のテコ入れも訴えた。
同氏はブルペン陣に関して、補強候補の名前は出さなかったが、米メディア『ドジャース・ウェイ』などは、パドレスからFAになったロベルト・スアレス投手がターゲットになると予想。今季のセーブ王で、阪神やソフトバンクでも活躍した右腕が、大谷翔平投手や山本由伸投手らと共闘することになるのか、注目だ。
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