
ヤンキースなどで活躍したアレックス・ロドリゲス氏が28日(日本時間29日)、ワールドシリーズ(WS)第4戦の試合前に米放送局『FOX』の事前番組に出演。ドジャースの大谷翔平投手に言及し、「ショウヘイ・オオタニに謝罪したい。なぜなら彼はもっと高いレベルのリーグにいるべきだからだ」と最大級の賛辞を送った。
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■レジェンド選手が大谷翔平に“謝罪”
大谷は前日、本拠地で行われたブルージェイズとのWS第3戦で2本のアーチを含む4打数4安打3打点5四球と大暴れ。
7回裏の第4打席で2本目を放つと、9回からは5打席連続四球を記録。延長18回まで戦い抜き、6時間39分もの激闘を制した。
A・ロッド氏は「メジャーリーグベースボールは全世界最高峰の舞台で、最強であり、最も素晴らしい野球リーグだ。しかし今、ショウヘイ・オオタニに謝罪したい。なぜなら彼はもっと高いレベルのリーグにいるべきだからだ」と畏敬の念を込め“謝罪”。驚異的なパフォーマンスでMLBの枠を超越したと、大谷を称賛した。
さらに、「これは未知の領域だ。我々はこれまでこんなものを見たことがないし、おそらく二度と見ることはないだろう」と惜しみない賛辞を送った。
■米メディアもA・ロッド氏に共感示す
A・ロッド氏は大谷と同じく3度のMVPを獲得し、2009年にはWS制覇を成し遂げたレジェンド選手だ。
それでも、米メディア『スポーツ・イラストレイテッド』は「ロドリゲスがオオタニの活躍に畏敬の念を抱く理由は容易に理解できる」と共感を示し大谷がWS第3戦で達成した記録を紹介した。
大谷は第3戦でMLB史上初の1試合で4安打5四球を記録。さらにポストシーズン(PS)最多記録であり球団記録にも並ぶ9出塁、PS史上初の2本塁打2二塁打、WS史上初の5四球を記録したと、歴史的な試合である理由を解説した。
レジェンドも驚嘆させる記録づくめのパフォーマンスを見せた大谷。2年連続でのWS連覇なるか、引き続き注目だ。
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