
ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第1戦を前に敵地トロントでのメディアデーに出席した。
会見では2023年オフにフリーエージェント(FA)だった大谷の獲得に失敗したジョン・シュナイダー監督からの“ジョーク”にアンサーを求められる一幕もあり、複数の現地メディアが報道するなど話題を呼んでいる。
◆【実際の画像】「WSへようこそ!」大谷翔平、WSのワッペン付きユニフォーム着用写真をMLB公式Xが公開! ファン歓喜「かっこよすぎ」
■監督の“ジョーク”が現地で話題に
シュナイダー監督は同日の会見で大谷争奪戦を振り返り、「(ミーティングのときは)いい感触だったと思う。でもFAの選手がどんな気持ちかは分からないし、いろんな事情もあるだろう」と大谷の立場に理解を示し、「彼は素晴らしい選手だ」と敬意を示した。
そして「彼がミーティングの時に受け取ったブルージェイズの帽子を持って来てくれていることを願っているよ。最終的に返してくれるといいのだが……それとデコイ(大谷の愛犬デコピン)のジャケットもだ。もう我々のものを返せという感じだよ(笑)」とまさかの“返品”を希望。このジョークに会場の記者からは笑いがこぼれた。
これを受けて、大谷の会見時に帽子の所在を問う質問が飛ぶと、大谷は「うちのガレージにとってあります」と笑顔で回答。「あの期間も僕にとっては素晴らしい経験だった。(ブルージェイズは)フロントオフィスの人たちも含めて素晴らしい人たち、素晴らしいチームだなという印象を持ったので、こういう舞台で対戦できるのは素晴らしいこと」とWSでの対戦実現を喜んだ。
このやりとりを現地の複数メディアが報道。米放送局『ESPN』電子版は「野球ファンのほとんどが大谷翔平に敬意を表している中、トロントのジョン・シュナイダー監督は二刀流スターの帽子を取り戻したいと考えている」と監督のジョークにフォーカス。
米メディア『スポーツ・イラストレイテッド』は「スーパースターを引き入れるためにチームがあらゆる手段を講じたと冗談を飛ばした」とし、大谷を獲得するために愛犬・デコピン用のジャケットまで用意したことを伝えた。
また、米スポーツ専門メディア『ジ・アスレチック』のファビアン・アルダヤ記者は「シュナイダー監督が勧誘の際に受け取ったチームグッズを返すべきだとジョークを言うと、大谷は笑顔で返品はなしだと主張した」と報じている。
現地ファンからのブーイングにも「前回もされましたけど、力に変えて頑張ります」と力強く答えた大谷。WS第4戦では先発登板を予定しているがどのような試合を見せてくれるのか、注目だ。
◆【動画あり】「僕が嫌いなのかい?」大谷翔平に直撃取材、ロイヤルズ主砲がWS会見にサプライズ登場 “キャリア最速164キロ”を投げ込まれ……
◆「別次元」大谷翔平をどう抑えるのか……ブルージェイズWS制覇のカギは“先発右腕から中継ぎ左腕”への継投 公式サイトが特集
◆「僕が嫌いなのかい?」大谷翔平に直撃取材、ロイヤルズ主砲がWS会見にサプライズ登場 “キャリア最速164キロ”を投げ込まれ……
Welcome back to the #WorldSeries, Shohei Ohtani! pic.twitter.com/zgi0ICDIJO
— MLB (@MLB) October 23, 2025



