
ドジャースの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地でのフィリーズ戦に「1番投手兼DH」で先発登板。6回を投げて3安打9奪三振2四死球3失点と力投し、ポストシーズン初白星を挙げた。
現地識者は大谷の“PS二刀流デビュー”を高く評価。佐々木朗希投手とともに成し遂げた日本人初の快挙にも注目が集まっている。
◆【実際の映像】PS初勝利の大谷翔平が“クローザー佐々木朗希”に手荒い祝福 ドジャース勝利直後の一部始終
■佐々木はPSでプロ初セーブ
大谷はレギュラーシーズン14試合の先発を経て、フィリーズとの地区シリーズ初戦のマウンドに立った。ポストシーズンでの二刀流先発は史上初の快挙となった。
2回裏、大谷は走者を背負うとJ.T.リアルミュート捕手に右中間への適時三塁打を許し2点を献上。さらに犠飛で1点を追加され、3点のビハインドを背負う展開に。それでも以降は立ち直り、6回89球を投げて3安打9奪三振2四死球3失点と粘投。7回表にはテオスカー・ヘルナンデス外野手の逆転弾が飛び出し、流れを引き寄せた。
米ジャーナリストのブレイク・ハリス氏は自身のXで「打席では苦しい一日だったものの、彼はなぜ今もなお世界最高の投手の一人であるかを改めて証明した」と大谷の投球を称賛した。
そして試合を締めくくったのは佐々木。デーブ・ロバーツ監督は、レッズとのワイルドカードシリーズ第2戦に続き、佐々木をクローザーとして起用。1死から二塁打を許したものの、1回を11球で投げ抜き、1安打1奪三振無失点でプロ初セーブを記録した。
MLB公式はXで「ショウヘイ・オオタニとロウキ・ササキは、ポストシーズンの同じ試合で勝利投手とセーブ投手になった、初の先発投手とリリーフ投手による日本人コンビだ」と報じた。同サイトのサラ・ラングス記者によると、リリーフ投手同士を含めれば、2013年のリーグ優勝決定シリーズでレッドソックスの田澤純一が4番手で勝利投手となり、最後を締めた上原浩治がセーブを記録している。
メジャー史上初の二刀流先発で試合を作った大谷、そしてポストシーズンでクローザーとして締めた佐々木。フィリーズとの重要な初戦で、日本人コンビがドジャースの勝利を支えた。
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— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 5, 2025