
ドジャースは1日(日本時間2日)、本拠地で行われたレッズとのワイルドカードシリーズ第2戦を制し、地区シリーズへ駒を進めた。9回に5番手として登板した佐々木朗希投手は、2奪三振を含む3者凡退で締めくくった。ファンは新クローザーの誕生に歓喜し、チームメートも賛辞を贈った。
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■捕手ロートベットは相手打者に同情
ポストシーズン初登板となった佐々木は、初球から100.7マイル(約162.0キロ)を計測。挨拶代わりの剛速球をお見舞いすると、スタンドは騒然。「ロウキ・コール」が鳴り響く中、最後は宝刀スプリットで先頭打者を空振り三振に仕留めた。
続くギャビン・ラックス内野手も直球で押し込むと、最後はまたもスプリットで空振り三振。そして、4番オースティン・ヘイズ外野手の2球目には渡米後最速となる101.4マイル(約163キロ)をマーク。カウント0-2から直球勝負で遊直に打ち取り、締めくくった。
投じた11球のうち直球は7球で、そのうち6球が100マイル超え。迫力満点の投球について、チームメートも賛辞を惜しまなかった。
バッテリーを組んだベン・ロートベット捕手は「みんなも見ただろ? (打者は)101マイル超えの直球に備えなきゃいけなくて、その上にあんな(落差の大きい)スプリットを打たなきゃいけないんだぜ。私は彼の球を受ける捕手でよかったよ」 と笑った。
■マンシー「ワオ!というしかない」
さらにマックス・マンシー内野手は「ただ『ワオ!』と言うしかないね。まさに我々が必要としているものだ」と話せば、救援左腕のタナー・スコット投手は「アイツはえげつないよ。本当にえげつない」と、もはやあきれ顔だった。
また、ミゲル・ロハス内野手は、佐々木の好投が他のリリーバーにも好影響を与えると分析。「ロウキはボールを欲しがっているし、他のみんなも同じ気持ちであるべきだと思う。彼はマウンドに上がりたいという強い気持ちを持っており、(今後は)それがブルペン全体の基準になるだろう。スコアは関係ない。打者に立ち向かい、結果を気にせず投げなければならない。もし点を取られたとしても、我々の打線には取り返せる攻撃力があるんだから」と話した。
ブルペン陣の炎上が続く理由として、デーブ・ロバーツ監督は自信喪失を指摘していたが、ロハスも同調。その上で、佐々木の姿を見た他のリリーバーが奮起することに期待した。
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