
MLBのポストシーズン、ワイルドカードシリーズ第1戦が9月30日(日本時間10月1日)、米各地で行われた。本拠地でレッズを迎え撃ったドジャースは10-5と勝利し、地区シリーズ進出へ王手をかけた。
スコア的には完勝だったものの、レギュラーシーズンから精彩を欠いているブルペン陣がこの日も炎上。ファンはSNSを通じて、デーブ・ロバーツ監督の采配に疑問を呈している。
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■楽勝ムードが8回に一変
7回を終えた時点で10-2と大量リードし、スタジアムには楽勝ムードが漂った。しかし、先発ブレイク・スネル投手の後を受けたブルペン陣が登場すると、徐々に雲行きが怪しくなった。
8回、2番手でマウンドに上がったアレックス・ベシア投手は安打と四球でピンチを招き、ここで降板。ロバーツ監督は3番手としてエドガルド・エンリケス投手を送り込んだが、これも大誤算。23歳の右腕は制球がまったく定まらず、連続四球で押し出しを献上。さらに中前適時打を浴び、1死も奪えずに降板した。
指揮官はなおも満塁の場面で、ジャック・ドレイヤー投手を4番手としてマウンドに上げたが、この左腕も押し出し四球を与えてしまい、失点。その後、ドレイヤーは何とか後続を打ち取り、この回を切り抜けた。
8回の1イニングをしのぐために、ベシア、エンリケス、ドレイヤーを投入したドジャース。しかし、この3人で4四球を許すなど炎上し、楽勝ムードに冷や水を浴びせた。そして、この3失点したリリーフ陣に対し、ファンは怒り心頭。ロバーツ監督にも怒りの矛先を向けた。
■接戦だったら佐々木朗希?
SNSには「打線が10点取り、先発投手が7回2失点の好投をした試合でストレスを感じるなんておかしいだろ」「完全に油断していたな」などという声があふれた。
また、「何度も失敗しているから、次は違うやり方を試してみようとは考えないのかな、ロバーツ監督は……」「ファンの中には『ポストシーズンに入れば、ロバーツ監督がダメなリリーフ陣を立て直すだろう』なんて思っている人もいるかもしれないが、実際はそんなことなくて間違った采配の連続だ」などとつづり、指揮官の起用方法に不満を漏らすユーザーも多数いた。
また、「もし8回の時点でもっと接戦だったら、ロバーツ監督はエメット・シーハンかロウキ・ササキをリリーフで使っていたと信じたい」という声も寄せられていた。
相手を圧倒しながら、結局は大騒ぎを経ての勝利。ドジャースファンは、ポストシーズンに入ってもハラハラドキドキさせられそうだ。
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