【MLB】ポストシーズンで活躍期待の“注目伏兵リスト” 大物だけじゃない…公式サイトが選出した“第2のエドマン”候補は? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】ポストシーズンで活躍期待の“注目伏兵リスト” 大物だけじゃない…公式サイトが選出した“第2のエドマン”候補は?

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【MLB】ポストシーズンで活躍期待の“注目伏兵リスト” 大物だけじゃない…公式サイトが選出した“第2のエドマン”候補は?
  • 【MLB】ポストシーズンで活躍期待の“注目伏兵リスト” 大物だけじゃない…公式サイトが選出した“第2のエドマン”候補は?

ガーディアンズの衝撃的な逆転優勝や、レッズとメッツの激しいワイルドカード争いなど、目が離せない展開が続いたレギュラーシーズンが終わり、ついにポストシーズンが始まったMLB。30日(日本時間10月1日)のワイルドカードシリーズ初戦では、ドジャース・大谷翔平投手が先頭打者弾を含む2本塁打を放てば、レッドソックス・吉田正尚外野手はポストシーズン初打席で値千金の逆転適時打をマーク。カブス・鈴木誠也外野手にも一発が飛び出すなど、日本人選手の活躍が光った。

昨年、ワールドシリーズ制覇を果たしたドジャース優勝の立役者の一人といえば、シーズン途中から移籍してきたトミー・エドマン外野手だろう。優勝決定シリーズでMVPを獲得したエドマンのように、ポストシーズンでの勝利はチームの中心選手やスーパースターの活躍だけでは足りない。ラッキーボーイと言えるような、思わぬ“伏兵”が輝いてこそ勝ち上がるということもあるのだ。

先日、MLB公式サイトでは「6 under-the-radar picks to be postseason stars」と題して、ポストシーズンで注目すべき“伏兵”6人のリストを公開した。10月の熱い戦いをより楽しむためにも、シーズン成績を振り返りながら6名の注目選手を紹介していこう。

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■思わぬ伏兵となるか…注目6選手

ニコ・ホーナー(カブス)

「昨年活躍したエドマンと同じ理由で選出」とされたのが、カブスのニコ・ホーナー内野手。ポイントはやはり、その卓越した二塁手としての守備力だ。Baseball Savantが公表するデータにおいても、Fielding Run Valueが13とリーグトップレベル、OAA15と高い守備力でカブスの躍進を支えてきたことがわかる。また、9月はOPS.842、後半戦は打撃でもチームを牽引。「タッカーが引き続き欠場する場合、あるいは復帰後も出場機会が限られる場合、ホーナーは攻撃の起爆剤として頼りにされるかもしれない」と語られるように、攻守の両面で活躍した昨年のエドマンのような輝きが期待されるのだ。

トレント・グレシャム(ヤンキース)

今季はキャリアハイの34本塁打を記録したトレント・グリシャム外野手。東地区2位、ワイルドカードからワールドシリーズ進出を狙うヤンキースにとっての重要な一人だ。今季はChase% 17.3、BB% 14.1と選球眼もリーグトップレベルの数値を計測しており、打棒がより進化。サラ・ラングス記者は「私が彼を選んだ本当の理由は、統計的な数字ではなく、リベンジを続けることにある」と語るように、これまで2019年、2020年、2022年と3度プレーオフに進出しながらも、2019年には敗退につながる象徴的なエラーを犯している。しかし、2022年には8打数4安打、2本塁打を記録するなどポストシーズンへの適応力をすでに披露していることもあり、「グリシャムのプレーオフにおける次の進化は、本格的なポストシーズンのヒーローになることだ」と、期待が寄せられている。

ハリソン・ベイダー(フィリーズ)

夏のトレードデッドライン直前でツインズからフィリーズに移籍したハリソン・ベイダー外野手。今季は146試合に出場、打率.277、本塁打17、打点54、OPS.796と自身のキャリアで最高峰の輝きをみせている。「ニック・カステヤノスに取って代わり、事実上レギュラーの座を獲得した」と語られるように、8月以降の活躍でチームの中心選手となりトレード移籍した選手の中でも、生産性の高い際立った活躍をみせたことで、ポストシーズンでも注目の存在だ。記事内でも言及されているように、2022年のALDSではヤンキースの一員として3本塁打を放つなど、ポストシーズンの経験も豊富なことから、フィリーズ悲願のワールドシリーズ制覇に向けたピースとして活躍が期待される。

アンディ・パヘス(ドジャース)

ワールドシリーズ連覇を目指すドジャースにおいて、2025年最も飛躍を遂げた野手がアンディ・パヘス外野手だろう。キューバ出身の有望株は2年目となる今季、大谷に次ぐ27本塁打を放つ大躍進をみせた。Baseball SavantのBatting Run Valueにおいても、チーム5番目の価値がある打者となっている。外野手の捕殺数もメジャー7位タイと守備でも貢献する24歳がポストシーズンの目玉となるかもしれない。

ドールトン・バーショ(ブルージェイズ)

激戦区ア・リーグ東地区で優勝を果たしたブルージェイズ。ウラジミール・ゲレーロJr.内野手の安定した活躍に加え、ジョージ・スプリンガー外野手の衝撃的なバウンスバックなど厚みのある攻撃陣が魅力的だが、ドールトン・バーショ外野手の復帰も後半戦好調の起爆剤となったのは間違いない。記事内では「8月1日にILから復帰して以来43試合に出場し、11本塁打、長打率.550を記録」「バーショのパワーと存在感は、他チームには真似できない層の厚さを生み出している」と絶賛。球界屈指の守備職人としても知られており、昨シーズンもFielding Run Value 15と毎年トップクラスの成績を残している。復帰後の勢いを10月も維持できるか。

サル・フレリック(ブルワーズ)

今季最高勝率を誇るブルワーズ。他のチームに比べ派手なスタープレイヤーは多くないが、堅実な野球でシーズンを駆け抜けた。そんなチームの中で「最も三振を取りにくい打者の一人となるだろう」と予想されているのがサル・フレリック外野手だ。今季は142試合に出場し、打率.288、本塁打12、打点63、OPS.756の成績をマーク。Whiff% 12.8、K% 13.5と空振りをしないシュアな打撃でチームに貢献した。また、一発を放つパンチ力もあり今季の12本はいずれもライト方向への引っ張り。ツボにハマれば飛ばせる怖いバッターが5番に入ることで、ブルワーズ打線がより怖いものになっている。また、昨年のプレーオフで打率.364を残しており、短期決戦での強さも際立つ。

各チームの主力が急に調子を落とすことも珍しくない10月の戦い。まさに総力戦というべき短期決戦で、彼ら伏兵の活躍にも注目してみてはいかがだろうか。

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