
ア・リーグ西地区首位のマリナーズは24日(日本時間25日)、本拠地T-モバイルパークでのロッキーズ戦に9-2で快勝。今季89勝目を挙げて、24年ぶりの地区優勝を果たした。プレーオフ進出は、2022年以来通算6度目。球団史上初のリーグ優勝、ワールドシリーズ進出にも挑むことになる。
また、今季大躍進を遂げたカル・ローリー捕手が59号、60号アーチを記録。記念の一日に新たな金字塔を打ち立てた。
◆【実際の動画】最強捕手ローリー、1試合2発でついに60号アーチ到達!イチロー氏デビューの2001年以来となる悲願の地区優勝達成!
■愛弟子ロドリゲスも一発
24年ぶり歓喜の瞬間!マリナーズが地区優勝!この日は、試合序盤からマリナーズ打線が爆発。初回にローリーの59号アーチで先制すると、フリオ・ロドリゲス外野手が32号、ホルヘ・ポランコ内野手も25号とソロ本塁打を連発。幸先良く3点をリードした。2回裏には、2死一、二塁から再びローリーが2点適時打を放った。
4回裏にも犠飛と新戦力ジョシュ・ネイラー内野手の適時打で追加点を挙げると、8回裏にはローリーがこの日2本目となる60号アーチでダメ押し。トレード期限で補強した打線が機能し、終始主導権を握って試合を制した。
マリナーズは今季89勝目を挙げて、ア・リーグ西地区を制覇。20日(同21日)からのアストロズとの首位攻防戦では3連勝スイープ、直近17試合で16勝1敗という猛烈な追い上げで地区首位へ駆け上がり、勢いそのままに走り切った。
■球団史上初の世界一なるか
イチロー氏の永久欠番セレモニー「Seize the moment(その瞬間をつかめ)」――イチロー氏が今季8月、本拠地T-モバイルパークでの永久欠番セレモニーで伝えた選手たちへのメッセージ。マリナーズは2001年を最後に地区優勝から遠ざかり、プレーオフ進出も3年前にようやく叶えたばかり。
その間には、フェリックス・ヘルナンデスやカイル・シーガーなど、数々の優秀な生え抜き選手がポストシーズンを経験することなく現役生活を終えた。球団創設49年目で未だリーグ優勝の経験はなく、ワールドシリーズ進出も果たしていない。
24年ぶりの地区優勝に辿り着いたマリナーズは、新たな扉を開くことができるか。「今を生きろ」「好機を逃すな」と熱意を込めたイチロー氏のメッセージは、次代を受け継ぐ選手たちの胸にしっかりと刻み込まれたようだ。
◆【実際の動画】最強捕手ローリー、1試合2発でついに60号アーチ到達!イチロー氏デビューの2001年以来となる悲願の地区優勝達成!
ローリーがこの日2本目、節目の60号アーチ!