
フィリーズのカイル・シュワーバー外野手は24日(日本時間25日)、本拠地でのマーリンズ戦に「2番DH」で先発出場。3回の第2打席に55号、7回の第4打席に56号を放ち、ナ・リーグ本塁打王争いで大谷翔平投手(ドジャース)との差を広げた。
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■大谷はDバックス戦に先発出場
レギュラーシーズン終盤に大谷との激しいデッドヒートを繰り広げていたなか、フィリーズの主砲が本拠地で猛威を振るった。
3回1死走者なしで迎えた第2打席、シュワーバーは相手先発ライアン・ウェザース投手の6球目の速球を強振。角度35度で上がった打球は速度104.6マイル(約168.3キロ)でバックスクリーンに飛び込んだ。
さらに、7回の先頭打者で迎えた第4打席にはバレンテ・ベロゾ投手の2球目の速球を今度は右中間へ。速度116.5マイル(約187.5キロ)の当たりは2階席に飛び込む468フィート(約142.6メートル)の一打となった。
これでシュワーバーはナ・リーグ本塁打王争いで大谷との差を3と広げ、打点と合わせて2冠独走となった。スポーツコメンテーターのジョーダン・ムーア氏は自身のXで「カイル・シュワーバーはNL(ナショナル・リーグ)のMVPであるべきだ。彼はそうはならないだろう。でも、そうあるべきだ」とMVP争いでは大谷が優勢と示唆しつつ、フィリーズの32歳を称えている。
なお、大谷は同日に行われているダイヤモンドバックス戦に「1番DH」で先発出場中。ここに来て3本差とライバルが独走態勢を築くなか、ドジャースの二刀流選手が反撃なるかも注目が集まる。
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Kyle Schwarber should be the NL MVP.
He won’t be. But he should. pic.twitter.com/eQzURqC9VK
— Jordan Moore (@iJordanMoore) September 25, 2025