
ドジャースの大谷翔平投手が5日(日本時間6日)、敵地でのオリオールズ戦に「1番投手兼DH」で先発出場した。この日は右腕タイラー・グラスノー投手が先発する予定だったが、背中の張りを訴えたため、登板を回避することが当日決定。これを受けて、大谷が急きょマウンドに上がることになった。デーブ・ロバーツ監督が試合前、緊急登板に至った経緯などを明かした。
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■指揮官「やる気十分だった」
大谷は3日(同4日)のパイレーツ戦に登板する予定だったが、体調不良により急きょ回避。翌4日(同5日)になり、ロバーツ監督が「次回登板は週明け8日(同9日)の本拠地ロッキーズ戦になる」と明言したばかりだった。
しかし、事態は5日(同6日)に一変。ボルチモアに到着すると、この日先発予定だったグラスノーが背中の張りを訴えたという。首脳陣は大事を取り、先発回避を決定。“代役”を探す必要が生まれる中で、大谷が一肌脱ぐ形となった。
ロバーツ監督によると、午後2時頃(試合開始の約5時間前)、大谷とマーク・プライアー投手コーチで話し合いが行われ、その場で大谷が緊急登板を快諾したという。
同監督は「ショウヘイはやる気十分だった。身体的にも調子が良く、今夜マウンドに上がりたいと言っていた。本人が大丈夫だと言っているし、トレーナー陣とも話をして、関係者全員が了承した。何より重要だったのは、彼の投げたいという強い意志だ」と明かした。
■最速163キロで5奪三振
チームは前カードのパイレーツ3連戦で、まさかのスイープを喫した。立て直しが求められる中、先発予定の投手が突然の負傷。そのピンチに際し、大谷が“漢気”を見せたかたちとなった。
「先発投手というのは次回登板までの間にルーチンがある。しかし、ショウヘイはチームが必要としていることを理解し、それを変えてくれた。彼は我々を鼓舞してくれているんだ。その姿勢を本当に尊敬している」と話した。
緊急登板となった大谷は3回2/3を投げて、3安打無失点で降板。5奪三振で最速は101.5マイル(約163.3キロ)だった。
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