
メッツは千賀滉大投手について、マイナーリーグへの降格を検討しているようだ。米スポーツ専門サイト『The Athletic』が3日(日本時間4日)に伝えたもので、他メディアも一斉に追随した。マイナー行きに関しては契約上、千賀本人の同意が必要になるとされており、不振が続く右腕の動向に注目が集まっている。
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■「色々なことが起きている」
『The Athletic』は「メッツはセンガについて、いくつかの可能性を検討しており、その中には彼にマイナー降格を受け入れるよう求める案も含まれている」という関係者の話を紹介。その上で、「契約上、センガは本人の同意なしにマイナーに降格させられることはない」と付け加えた。
この報道を受けて、カルロス・メンドーサ監督は3日(同4日)に行われたタイガース戦の試合前に取材に応じ、「次の先発をするかどうかも含めて、あらゆる可能性がテーブルに載っている。今は本当に色々なことが起きているので様子を見るしかない」とコメント。さらに「もし降格を求めるのであれば、彼の同意が必要であることも承知している」と話し、明言を避けたもののマイナー降格について含みを持たせた。
■米紙「5日までに結論」
千賀は今季、開幕からエース級の働きを見せていたが、6月中旬に負傷して一時離脱。そこでリズムが狂ったのか、7月に復帰して以降は9回の先発で防御率5.90と低調。6イニングを投げ切れた試合もなく、直近8月31日(同9月1日)のマーリンズ戦でも4回2/3で5失点を喫した。
この試合後、メンドーサ監督は「我々は彼(千賀)を復調させなければならない。今後、彼をどうするかについて、何かしら話し合いが持たれるのは間違いない。我々の仕事は彼を復調させることだが、それについてはこれまでも苦労してきた」と話した上で、次回も先発させるかどうか明言を避けていた。
メッツは、千賀が先発した最近5試合のうち4試合で敗れており、チームとしても見過ごせない事態となっている。
米地元紙『ニューヨーク・ポスト』のマイク・プーマ記者によると、千賀はマイナー降格を受け入れるかどうか、5日(同6日)までに答えを出すという。
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