
“キケ”ことドジャースのエンリケ・ヘルナンデス内野手が26日(日本時間27日)、本拠地レッズ戦で先発出場。左肘を痛めて7月上旬から負傷者リスト(IL)に入っていたが、25日(同26日)にベンチ入り。そして、この日ついに「8番三塁」でスタメンに名を連ねた。復活にこぎつけたチームの人気者が、戦列を離れていた時期の苦悩を振り返った。
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■4回目でようやく痛みが和らぐ
E・ヘルナンデスはIL入りしていた時の心境について、「今シーズン中に復帰してプレーすることはできないかもしれない、そう思うところまでいった。実際、復帰は不可能に近かったよ」と振り返った。
今シーズン中の復帰が危ぶまれるほど状態が悪かったと語ったE・ヘルナンデス。回復が進まなかった理由については「いくつかの処置を受けたけど、何の効果もなかったんだ。注射も1カ月の間に4回打ったけど、最初の3回は何の効きめもなかった。幸運なことに4回目が答えだったんだ。最後の注射の後、痛みが和らいだ」と話した。
そして4回目の注射が効いたことで、復帰への道筋がようやく見えたという。「(負傷後に)痛みのない状態で目覚めたのは、その朝が初めてで思わず泣きそうになったよ。それから数日後にスイングを始めた。それがちょうど2週間前の月曜日だった」とし、最近までバットを振ることさえ難しかったと明かした。
■「翔平みたいに打てるかな」
今後は再発防止のために肘にサポーターを着用する可能性があると述べたE・ヘルナンデス。同様の器具は大谷翔平投手も巻いているため、「このサポーターを付けたことで、自分もショウヘイみたいに打てたらいいんだけどね」と彼らしくジョークも飛ばした。
今シーズンここまでの打率は.195、出塁率.259、長打率.367と低調だが、期待されるのは今後。これまでも大舞台で勝負強さを発揮しており、ポストシーズンの通算本塁打は「15」に達し、ベーブ・ルースに並んでいる。
レギュラーシーズン終了後の戦いを見据えても、チームが誇るユーティリティー選手の帰還は大きな意味を持ちそうだ。
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