
ドジャースのマックス・マンシー内野手が右脇腹痛のため、10日間の負傷者リスト(IL)に入った。デーブ・ロバーツ監督が15日(日本時間16日)に明かした。チームは同日からパドレスとの首位攻防3連戦に臨んでいるが、頼れる大砲を欠くことになってしまった。
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■パ軍のスタイルは「強い感情」
マンシーは13日(同14日)のエンゼルス戦で先発出場する予定だったが、試合前の打撃練習で右脇腹を痛めて、急きょ回避。ロバーツ監督は「検査して2、3日休ませる」とコメントしていた。
今後は最低でも10日間は欠場する見込みで、同監督は「週ごとに様子を見ていく。誰もこれでシーズン終了とは思っていないだろう」と話し、今季絶望となるような負傷ではないと強調した。マンシーは昨季も脇腹を痛めて離脱。この時は復帰まで約3カ月かかったが、今回は前回よりも軽症だという。
「首位攻防戦」を欠場することになったマンシーだが、決戦を前にドジャースとパドレスのチームカラーに言及。米老舗誌『スポーツ・イラストレイテッド』のドジャース専門サイトによると、「(両軍は)まったく異なる2つのスタイルがそれぞれ成長して、現在の大きな存在になった。パドレスがどんなチームかというと、とても高いエネルギーと非常に強い感情を持ってプレーしている。彼らは、それを力に変える雰囲気を作り上げてきた。一方で、我々はほとんど正反対。感情をあまり出さずにプレーする。だから、この2つのスタイルは本当に対照的だと思うし、その違いが試合の中で見えるようになってきた」と説明したという。
■指揮官も認めるライバル関係
ナ・リーグ西地区のライバル関係は年を追うごとにヒートアップ。今年6月の4連戦では計8死球が飛び交い、両軍の指揮官が退場するという事態にまで発展した。
ロバーツ監督も今週、「ライバル関係にあるというのは、間違いなく本当のことだと思うし、それによって感情的にもなる。彼らが我々に対して、すごく集中しているのは確かだろう。ただ、それは裏を返せば我々を認めているということでもある。彼らは何よりも我々を倒したいと思っているから、こちらもその熱量に負けないようにしないといけない」と話していた。
リーグの覇権をかけて激突する同カード。マンシーのほか、トミー・エドマン内野手、キム・へソン内野手らも離脱している2位ドジャースは、どのようにしてパドレスから首位の座を奪還するのか。大一番に注目が集まっている。
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